愛知工科大学 工学部

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宇宙「バカ」の挑戦2013 STELA(宇宙技術研究部)のARLISSに挑戦する日々

STELA(宇宙技術研究部)がARLISSに再挑戦

STELA(宇宙技術研究部)が毎年恒例となった、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で行われる、超小型人工衛星CanSat のサブオービタル(大気圏内)打ちあげ実証実験「ARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites)」のローバ実走コンペティションに参加しました。今回も、卒業研究を兼ねた4年生チームと、2・3年生チームの「2チーム」が参戦しました。

宇宙「バカ」の挑戦

AUTの宇宙開発への挑戦として、2011年からスタートしたARLISSへの参加。今回も東海圏でAUTのみであり、日本における宇宙開発の裾野を広げる歩みを続けています。


少しずつ積み重なってきたもの

少しずつ積み重なってきたもの

STELA のARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites) 挑戦も、今回で3度目となりました。当日は、大会14年の歴史の中で2 度しかなかったストーム(暴風雨)により、競技が中断するなどさまざまなアクシデントにも見舞われました。その影響で、2・3年チームはリタイヤと残念な結果となってしまいましたが、4年生チームは7位と健闘。初めての試みとなる2段パラシュートを使用したりと、前回までの先輩たちの知識と経験、メンバーの努力が、少しずつですが上手くかみあいながら結果へとつながる環境が整ってきたと思います。

前回のローバと今回のローバ

2013年のローバ

カムバックコンペティション結果

結果

注 : 制御履歴が認められた記録は○、それ以外は×、-は提出できなかった場合を示します。

About a ARLISSARLISSについて

ARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites)」は、アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠にて行われた、超小型人工衛星CanSatのサブオービタル(大気圏内)打ちあげ実証実験。この実験はUNISECがアマチュアロケットグループ「エアロパック」の協力のもと、日米の大学が製作した衛星の打ち上げを行います。
また、ロケットから放出された小さな衛星やローバが、目的地に自律的に降りる/走ることを 競うカムバックコンペティションも開催しています。

STELA(宇宙技術研究部)は、このカムバックコンペティションに参加しました。

UNISEC・・・大学宇宙工学コンソーシアム(University Space Engineering Consortium)

About a Rover「ローバ」ってどんなもの?

写真:ARLISSで一般的な2輪タイプのローバ

写真:ARLISSで一般的な2輪タイプのローバ

ローバ(Rover)とは、宇宙探査を行う際に使われる、自分で考えて走行する自律型無人探査機のことです。
今まで、ローバは月や火星に送られ、人では探査できない場所での画像撮影や鉱石採取などのさまざまな活動を行ってきました。また、地球外での活動をリモート操作で行うため、想像を超えるさまざまな環境に耐えうるための研究が、各専門機関や大学などで行われています。

The locus of activity両チームの活動の軌跡

STELAⅡ( 2・3年チーム)不運にもストームに泣いた、タイヤのカラーリングがポイントのローバー

不運にもストームに泣いた、タイアのカラーリングがポイントのローバー

前回までの経験をもとに、車輪の機構などを強化したタイヤのカラーリングが目立つ、おしゃれな機体。
ストーム(暴風雨)に見まわれ、惜しくもバラバラに大破するものの、奇跡的にすべてのパーツが回収できました。


想いがつながった、ギリギリまで粘った「根性」チーム

想いがつながった、ギリギリまで粘った「根性」チーム

STELAⅡは、3年生の林さんと渡辺さんを中心とした2・3年生のチーム。当日までさまざまなアクシデントや、不具合に悩まされながらも、自分たちのモチベーションを切らさず頑張った、気合が入ったチーム。


「宇宙開発」、見たことのない世界が目の前に

「宇宙開発」、見たことのない世界が目の前に

STELAの活動として定着してきたARLISS参戦も、もちろん参加するメンバーからすればはじめての経験。パソコンのプログラミングはできても、マイコン制御のプログラミングも、機体の制作もはじめて。授業とは違う技術に戸惑いながらも、つくることが大好きなメンバーは、はじめての「宇宙開発」に心を踊らせました。


上手くいかない、それでも進む

上手くいかない、それでも進む

トラブルも多くありました。わからないことにもたくさんぶつかりました。それでも、時間は無情に過ぎていきます。しかし、林くん、渡辺くんの3年生の2人は学部も寮も一緒。気心も知れており、お互いを励ましあいながら、助けあいながら完成へと一歩ずつ、一歩ずつ進んでいきました。 そして、大会の当日、それも2日目の朝、やっと完成したのです。


海外への不安、でも・・・

海外への不安、でも・・・

開発はもちろん、海外へ行くのもはじめて。でも英語が上手くできなくても、身振り手振りのコミュニケーションでなんとかなると思っていました。実際、なんとか気持ちを伝えようとする姿勢は、相手も理解し協力してくれるようになる。そんな人の温かさも感じました。


突然のストーム

突然のストーム

大会2日目、やっとの想いで完成させたローバを打ち上げた矢先、パラシュートを切り離す直前に、突然のストーム(暴風雨)。走りだすはずのローバは風に飛ばされ、大破。記録はリタイヤとなってしまいましたが、決して失敗ではない。もちろん天候がよければ結果も出ていたはず。大会までにローバを完成させ出場できたことは、チームのメンバーへ大きな自信ももたらしました!

STELAⅠ(4年生チーム)先輩の結果を超えるため、積み重なった経験が産んだ自信作

先輩の結果を超えるため、積み重なった経験が産んだ自信作

まずは、去年の記録を抜くこと。GPS の感度向上や着地時のショック吸収やバックができるような機構など、足回りを強化した自信作。


技術者としてのプライドと楽しさを兼ね備えた安定したチーム

技術者としてのプライドと楽しさを兼ね備えた安定したチーム

STELAⅠは、4年生の馬渕さんと伊奈さんのチーム。
先輩たちの経験から、早くから準備をはじめ、先手を打っていった工程は、「結果を狙っていった」という言葉に恥じない。非常に安定したチーム。

先輩を超えてやる 静かに闘志を燃やした

先輩を超えてやる静かに闘志を燃やした

3回目の参戦ということもあり、目指すのは「結果」。
先輩たちの記録を超えるためのローバを考えなければ。それは、静かながらも、心に秘めた熱い「想い」となりました。


アイデアと楽しさをどれだけつめ込めるか

アイデアと楽しさをどれだけつめ込めるか

2人の開発は、馬渕くんが勢いを持ってアイデアをたくさん出し、伊奈くんがそれをコントロールするという役割分担。もちろん開発時間は限られていますが、2人もその中でどれだけ結果を残せるものがつくれるか、足回りのジョイントを強化してみたり、タイヤの材質にこだわったり、さまざまなアイデアをどれだけつめ込めるか。そんな楽しさも相まって、7位という結果につながりました。


初動の早さが決め手となる開発

初動の早さが決め手となる開発

先輩たちから聞く話で、一番ネックとなるのは「時間」。
2人は、それを打破するため、なるべく早めの行動を心がけました。それが開発に余裕を産み、機体やプログラムの工夫に時間を当てられました。


もう少し記録は伸ばせた悔しさは、次ぎつながる

もう少し記録は伸ばせた悔しさは、次へつながる

当日は、不運なことに“わだち”(車の通ったあとに残る車輪の跡や溝)の多い場所への着地となり、記録は7位。着地場所が違っていれば「もっと結果は出せた」という想いは、自信にもなりました。そして、この悔しさを胸に、学生生活の集大成として、種子島で行われる「種子島ロケットコンテスト」でのリベンジも決めました。


教員からの総括Generalization

大会当日は天候の影響もあり、思うような結果が残せなかったのは事実ですが、重要なことは、あくまでも完成までの過程と本人たちの努力です。ARLISS への参加も定着し、部の中での引き継ぎなども上手く行きはじめています。
次世代のメンバーも、活動しやすい環境になっくれればと思います。


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