愛知工科大学 工学部

コラボデザイン×iPhone ケース

コラボデザイン×iPhone ケース

コーティング技術に定評のある(株)ニデック(本社:愛知県蒲郡市)と情報メディア学科の杉森順子准教授と学生が産学連携授業でコラボ。iPhone 5/5s用ソフトケース「染 ART キンギョ」として商品化され、現在販売されています。普段、勉強しているデザインの技能を使い、実際に商品として世の中に売り出すまでの過程は、学生にとって非常に大きな経験となりました。

「創る仕事」のスタートラインへ

コラボデザイン×iPhone ケース

「創る仕事」のスタートラインへ

きっかけは、株式会社ニデック(以下ニデック)から情報メディア学科の杉森順子准教授が「コンシューマ向け商品の開発を一緒にできないか」との相談を受けたこと。ニデックの加工、コーティング技術を使ったiPhone ケース「染 ART」の新デザインを若い感性で考え、ニデックに評価してもらう。そして、商品化するということになりました。
これは、学生にとって授業で教わった技術を試す場としてだけではなく、新たに「もの」を創り、それが商品となって社会に出るということが、どれだけの工程を踏み、どれだけの期待と責任を持って挑むべきことなのかを知る、大きな社会勉強の場となりました。


AUTでiPhoneケースができるまで

AUTでiPhoneケースができるまで

授業の流れは、ニデックから技術の説明を受け、学生たちがデザインを提案し、ニデックの持つ特殊技術「気相転写染色技術」や「レーザーマーキング」を活かし、商品として「売れる」デザインになっているかを判断するというもの。学生にとって商品化されるデザインに取り組むことは、はじめての経験でした。
どんなデザインがいいのか、どんなデザインが売れるのか、ニデックの商品としてふさわしいか、学生たちは、深夜まで何度もデザインを修正して、プレゼンテーションに挑みました。
デザインの中間確認の際には、ニデックよりさまざまな注文が学生に向けられました。83作品がニデックにプレゼンテーション(提案)され、優秀な6作品が最終選考に選ばれました。
学生にとって、企業へプレゼンテーション(提案)するのは、はじめての経験。練習を積み重ね、自分のデザインや考え方をどのように伝えると効率的なのかという勉強にもなりました。


アイデアをカタチにする

アイデアをカタチにする

授業最終日、ニデックの役員を前に緊張の面持ちで83作品のプレゼンテーション(提案)が行われ、最終選考に残ったデザイン6作品の中で、色あいと構図(イラスト)が優れた2作品をあわせたコラボレーションが11月8日「染 ART キンギョ」としてついに店頭に並びました。もちろんニデックに提案された83作品、そのすべてに彼らの想いが詰まっていました。
学生の中で競い合い、自分の作品がどうやったら選ばれるか。その経験は、より良いモノを作り上げるための大きな原動力となることを学生たちは感じたようです。
また、今回のプロジェクトの大きな目的の一つであった、「やりとげる力」を身につけることは、彼らの大きな自信となり、将来の自分をささえる、かけがえのない礎(いしずえ)となることでしょう。

iPhone 5/5s用ソフトケース

iPhone 5/5s用ソフトケース

「染 ART キンギョ」

工学部情報メディア学科の2 年生を中心に集められた作品83点のなかから選ばれた、優秀な2作品の色あいとイラストのコラボレーションで生まれました。現在、提携雑貨店やYahoo!や楽天などのウェブショップで販売を開始しています。

ニデックでの研修

ニデックでの研修

ニデック東浜工場にて、ニデックの持つ特殊技術「気相転写染色技術」やレーザー加工を体験。自分たちがデザインした、世界に1つだけのスマートフォン用カバーケースを完成させました。

株式会社ニデックについて

株式会社ニデックについて

「見えないものを見えるようにしたい」、「見えたものを認識できるようにしたい」、「眼に関する優れた機器を作りたい」の想いのもと、医療分野での高い技術に定評のある蒲郡のメーカー企業です。今までは、企業向けの商品を作ってきましたが、今回、一般消費者向けの商品開発を行うため、AUTと産学連携としてコラボレーションし、iPhone 5/5s 用ソフトケースの共同制作を行うこととなりました。

株式会社ニデック公式サイト
http://www.nidek.co.jp/

ニデックのパネル屋さん(販売サイト)
http://www.rakuten.co.jp/nidek/


選ばれた学生の気持ち

デザインの楽しさと苦しさ

デザインの楽しさと苦しさ

デザインするのは大好きですが、はじめてのiPhone ケースのデザイン、そして、選ばれたデザインが商品化という状況でのプレッシャーは、少なからずありました。
自分がいいと思うデザインが、他人に評価されるということは、やはり怖かったです。でも、作品をつくる過程でそのプレッシャーが、よりいいものをつくる力になったと思います。


アイデアと自分らしさ

アイデアと自分らしさ

自分のアイデアと、人のアイデアがあわさることで、さらにいいものができるという経験は、今までに無い、新しい視点が生まれたようです。 自分だけではつくることができなかった作品に、新たな可能性を感じました。


授業との違い

授業との違い

いつもの授業との大きな違いは「作品づくり」、ではなく「商品づくり」という点。学生の視点と企業側の視点の違いは大きく、ただデザインするのではない「売れるデザインとはなにか」を追求する必要があったのです。
加工上の制約、「染 ART」のレーザー刻印技術の特性と、iPhoneユーザーのAppleマークを大切にするという趣旨を十分理解した実現性の高いデザイン。そして、TPUソフトケースの素材が持つ透明感を活かし、染色技術で美しい色あいが再現できる配色。商品化に向け、学生たちは試行錯誤を重ね、挑み続けました。それは、学生一人ひとりに「遊びじゃないんだ」という責任感が芽生えた瞬間ではないでしょうか。


伝えることの難しさと責任

自分がデザインした作品が選ばれるために重要となるプレゼンテーション(提案)。その練習も学生にとっては貴重な経験となりました。たどたどしくも、どのような想いとアイデアでこの作品をデザインしたか。そして、ニデックの技術がどのように活かされ、売れる「もの」になるのか、という熱いメッセージをみんなの前でぶつけられたことで、自分自身の成長にもつながりました。
今後は、観光協会のキャラクターデザインコンペにも参加したいなど、もっと自分たちの作品を世に出していきたいと願うようになったようです。


創ることの楽しさと責任を知ってもらいたい

ニデックとの産学連携授業は、大学と企業の新しいコラボレーションのカタチとして、新聞でも報道され、大きな反響を呼びました。
通常、産学連携は企業と研究室が共同して研究成果を出すことがほどんですが、今回の取り組みは、授業の一環として産学連携を取り入れたはじめてのケースです。しかも研究成果がゴールではなく、商品化がゴールという今までにない産学連携への取り組みでした。何年もかけてニデックと杉森准教授が話し合い、協力して実現したのでした。
そして、学生たちにとって、これがはじめての責任あるものづくりになり、競いあい、考える事で自分たちの作品が今よりもっと素晴らしくなることを知って欲しかったという想いがありました。
デザインをするということは、大半が自分との戦いです。しかし、社会に出ればつくるための条件も多く出てきますし、つくったものへの評価が売上に直接かかわるとても重要な仕事になります。
今回の授業を通じて、今までよりもっといいものをつくり出す経験とモチベーションのありかたを学んでもらえたのではないかと思っています。


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