愛知工科大学 工学部

KNNクラス優勝!K耐久レース東海シリーズ2015

過酷な4時間耐久レース「頂への挑戦!!」

KNN クラス、初優勝!!「整備」の力が身を結んだ。

2015年9月27日、スパ西浦モーターパークで行われた
K耐久(軽自動車耐久)東海シリーズ第4戦4時間耐久レースKNNクラスに、「K耐久」サークルから2台のアルトが参戦。優勝と4位入賞の好成績を挙げました。

AUT は更なる成長を遂げる。

軽自動車の耐久レースであるK耐久東海シリーズへの参戦も、今年で3年目。昨年は、KNCクラス※1で優勝できたものの、KNNクラス※2では惜しくも準優勝。今年こそは「優勝」と決意し、KNNクラスに2台で参戦。悲願の優勝を果たしました!

  • ※1 KNC クラス:改造範囲の狭いクラス
  • ※2 KNN クラス:ほとんど改造ができないクラス


完璧な整備とは何か?

KNNクラス※1での勝利のカギとは、シビアなセッティングのなかでどれだけドライバーとリンクした整備をし、その車のポテンシャルを引き出せるか。そして、ピットインのタイミング、「リタイヤしない」という、最低限にして、一番難しい、完璧な整備ができるかという部分です。
それは、キャンバー※3の開き方やそれに伴うフェンダー※4の叩き出しなど、新しい改造ではないものの、整備の精度や調整の積み重ねがタイムに直結してしまう、とてもシビアな世界。キャンバー※3の開く角度ひとつとっても、ただ開くだけでは乗りにくいセッティングとなってしまいます。テスト走行と調整を何度も繰り返し、ドライバーにとってベストなセッティングを模索。そうしてできあがったマシンが、今回のアルト1号と2号なのです。

  • ※3 キャンバーとは、車を正面から見た時の地面とタイヤの傾き角度のことで、タイヤを傾ける方向(角度)によって走行特性が異なります。
  • ※4 フェンダーとは、タイヤを覆うように取りつけられた泥よけ部分のことです。

K耐久レース東海シリーズ

写真:K耐久レース東海シリーズ

AUTの地元、蒲郡市にあるスパ西浦モーターパークで開催される、軽自動車による耐久レースです。
年間5戦で争われ、第1・2・3・5戦が3時間耐久、第4戦のみ4時間耐久で行われます。
レースごとの順位はもちろんのこと、毎戦ポイントが与えられ、シーズン順位も争われます。出場車輌は、エンジン形式と改造できる範囲によるレギュレーションがあり、5つのクラスにわけられています。レースは、すべてのクラスが同時スタート。毎回、白熱したレースが展開されます。

参戦マシン

写真:参加マシン

カーナンバー⑬「アルト1号」
メーカー:SUZUKI
車種:アルト

写真:参加マシン

カーナンバー⑫「アルト2号」
メーカー:SUZUKI
車種:アルト


王者を抑えこむ、速さを手に入れた。

2015年9月27日、第4戦は過去最高となる14台がKNNクラスにエントリー。
当日の天気は曇り。路面はドライと絶好のコンディションで予選がスタートしました。

予選では、アルト1号は安定した走りで、シーズンチャンピオンを狙うトップの車と1秒差。そのタイムで早くも注目を浴びました。しかし、アルト2号は、混戦状態から他車と接触してスピン。体制を立て直して再チャレンジするものの、4位スタートとなりました。

緊張が最高潮に高まる決勝。スタート直後にクラッシュがあり仕切り直しとなったものの、アルト1号は最初のスティント(スタートからピットインするまでの間)で早くも首位に立ち、レースを引っ張る展開。アルト2号は1つ順位を落とし、5位と続きました。
レース中盤は上位争いが白熱。トップグループを形成する6台の周回数の差は1Lapほど。スピンして白煙を吹くなどリタイヤするマシンも出るなか、アルト1号は首位を守り、アルト2号は5位キープと善戦しました。
いよいよレース終盤。レースを引っ張る6台の周回数は122Lapを超え、周回数の差は1~2Lapと6位までが大混戦状態。体力的にも、精神的にも消耗が激しいなか、一瞬の気も抜けない状態。しかし、アルト1号は、集中力を切らさず後続を振り切り優勝!過酷な4時間耐久レースを制しました。
アルト2号は、終盤素晴らしい追い上げを見せ、順位を1つ上げ4位でフィニッシュ!惜しくも表彰台まで29秒差という4位入賞となりました。


好きだからこその、意地

カーナンバー13:愛知工科大学 アルト1号とカーナンバー12:愛知工科大学 アルト2号

KNNクラス決勝では、4時間のレースで3分間のピットインを必ず4回行うというルールがあります。わずか3分ですが、走行する他車とおよそ3周の差がつくため、3分を超える作業時間を極力縮めることがレースの勝敗を左右します。
整備知識や技術力には自信があるものの、限られた時間内での点検や整備などを行うピット作業。さらにドライバーの体力や他車状況を考慮したピットインのタイミングや駆け引きなど、まだレース経験が浅い「K耐久」のメンバーにとって不安要素はいくつもありました。
しかし、車が好きなメンバーたちにとっては、好きなことで「負けたくない」という意地やプライドがあります。他のチームがタイムを落とすなか、3分間のピット作業を継続し、素晴らしい結果を残しました。
これは、整備技術力はもちろん、事前の走行テストでの入念なチェックやピット作業の段取りを効率化したこと、メンバー同士が役割を自覚し、チーム一丸となって臨んだことが大きな要因といえます。


教員からの総括

学生たちの成長は、本当に目まぐるしいものがあり、私たちは、その成長を手助けをしているにすぎません。
レースへの参戦は、AUTで学んだ技術をフル活用し、全身でぶつかって結果を出す非常に有意義な取り組みだと思っています。そして、このレースで経験は、必ず社会に出て役立つと思います。
だから、私たちは今できる最高の形で、努力できる環境を整えています。
これからAUTに入学するみなさんにも、ぜひ挑戦してもらいたい活動のひとつですね!

写真:機械システム工学科 中嶋靖 助教


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