愛知工科大学 工学部

NHK大学ロボコン2013に出場 「情熱」のDNA

「情熱」のDNA 13000mm×13000mmのフィールドに示した存在の証明

ロボ部がNHK 大学ロボコンに出場
ロボ部が、2013 年6 月に行われたNHK 大学ロボコン2013に出場しました。
過去には輝かしい実績をあげていますが、今回は8年ぶりに出場。再びNHK大学ロボコンへの出場に導いたロボ部の挑戦を紹介します。

「情熱」のDNA NHK大学ロボコン出場

残っていたのは「情熱」のDNA

過去出場時

過去には、優勝・準優勝と輝かしい実績を持つロボ部ですが、その後8年の間、NHKでの書類審査までは通過するものの、なかなか出場を果たせませんでした。その間、大会出場に向けたロボットを何台も製作し続けました。出場できないプレッシャーのなかでも、部員たちは出場の夢を追い続け今日までやってきました。
その「情熱」のDNAは決して消えることは無く、粛々とその受け継がれる日を待ち焦がれていたのです。


ReBoot(再始動)

今回の出場メンバーは、ロボットを学ぶために入学してきた、電子制御・ロボット工学科の学生たち。小学生の頃、先輩たちが活躍する姿をテレビで見て、この大学からロボコンに参加することを夢見ていたメンバーもいました。
しかし、未出場8年のブランクを取り戻すには、ロボ部にとって容易な事ではありませんでした。苦難の日々が続き、過去の貴重な技術継承と新たなロボット技術の開拓のなかで、部員間では、幾度も意見がぶつかりました。それでも、メンバーは、目指すものを見据えながら、ほとんどゼロからのスタートを、まるで当たり前のように切っていったのです。


つながっていく情熱

はじめは八木さん一人だけでスタートしました。一人でロボットのアイデアを考え、書類審査は合格するものの、ロボットの製作状況やテストランを審査する、最後のビデオ審査を通過できずに苦渋を味わう結果となりました。
しかし、泣きながら肩を落とす八木さんの姿を見た周りの学生達が、自分の中に眠るロボコンへの情熱に少しずつ気づきはじめたのです。そこから一人、また一人と人数は増え、一人ひとりの小さな情熱が重なりあい、やがて大きな情熱へと変化し、ロボコン出場に向けて動きはじめたのです。

大会までの流れ


受け継がれたDNA

苦節3年目にして手に入れたビデオ審査の通過。そして、大会への出場。
結果は、予選敗退となりましたが、決してこれで終わりではありません。
一度消えたと思われた、AUTのロボコン参加。そして、情熱を注いだメンバーの想いは次の世代へ大きな影響を与えました。
すでに次の大会への出場を目指し、後輩たちは動き出しています。目標は、もちろん「優勝」。
「情熱」のDNAは、こうして受け継がれていくのです。

NHK 大学ロボコンとは?

写真:NHK 大学ロボコン

NHK 大学ロボコンとは、NHK(日本放送協会)、NHK エンタープライズが主催するロボットコンテスト(ロボコン、ロボット競技)です。
現在、ABU(アジア太平洋放送連合)の主催するロボコンの日本代表選考会を兼ねています。

ロボコンってこんな競技

写真:大会開催

参加者によって製作されたロボット同士が、大会ごとに異なる競技内容、ルールに沿って競います。
競技を行うロボットは、基本的に手動制御可能な手動ロボットと、スタート時のみ操作可能な自動制御ロボットの2種類が必要です。
チームは、フィールドで競技に挑む学部生3名とロボットの修理や調整を行うピットクルー、担当教員1名で構成されます。

今回のロボコンのルール

写真:大会のルール

参加チームは、手動ロボット、自動ロボットの計2台のロボットを製作し、地球が描かれたフィールドを進みます。
フィールド奥には、月に見立てた台が設けられています。2台のロボットが地球を緑の「木の葉」で埋めた後、自作の「苗木」を約4m先の月に向かって飛ばし、見事着地させれば「グリーンプラネット」達成となり勝利します。
競技時間は3分間。赤チームと、青チームの対戦形式です。(大会HPより引用)

出場ロボット

星マモリューくん(自動ロボット)

森さ~ん(手動ロボット)


ロボコン出場の軌跡

ロボットをゼロから創ること

ロボコンで使用されるロボットは、その見た目では想像がつかないほどにさまざまな知識と技術が散りばめられています。
機体の強度やバランス、制御の手法などをしっかり考えながら新たな技術を搭載したロボットが必要となります。ロボ部では、過去の出場経験での知識や技術だけでなく、部員からの新しい発想を随所に盛り込んだ機体づくりに徹しました。先輩から受け継いだ技術はゼロからのスタートでしたが、大学の授業で得られる最新の技術や知識、顧問の先生のアドバイスで、夢の実現に向けてロボットを創りあげていったのです。


想いをひとつにすること

今回、ロボ部が開発したロボットは、完成するまでに、2パターンの機体を製作しました。
ロボコンへの強いこだわりを持ったメンバーの意見を無駄にしないために、まずはつくってみる。そして、お互いのロボットの良いところを集める、というやり方を選択しました。
そして、完成したのが「森さ~ん」「星マモリューくん」なのです。


ロボットへのこだわりと想い

出場したロボットには、さまざまな想い入れがあり、デザインやコンセプト、動きひとつとっても、大きな愛着があります。メンバーがロボットについて語るときの顔は、まるで子供を自慢する親の様でした。
そこまで愛情を注ぎ、つくられたロボットで出場したロボコンは、一生忘れられない宝物となったことでしょう。

技術者集団の統率

個々に技術を持った集団は、時にそのこだわりからまとまりを失ってしまうこともあります。
今回のチームは、統率力のある鈴木さんが中心となり、ロボットをつくるための環境を整えていきました。それは、簡単なことではなく、時にぶつかり、時には涙を流すような局面もありました。
しかし、その衝突のエネルギーを全てプラスに変えれるようにチームを導き、結果へとつなげていったのです。


アイデアをカタチにする難しさ

ロボットを開発するのに必要なのは知識、技術、そして、アイデア。今回の参加に向け、さまざまなアイデアを出し、試し、失敗してきました。また、メンバー内では実現不可能と思われていたアイデアを、大会で他大学が実現していたことに、「もっと考えれば実現できたのか」と考えさせられることもありました。


トラブルも全て経験

ビデオ審査のための撮影時にも、なかなか思うような動きができず、何度も操作を繰り返しました。また、当日もロボットに組み込んだプログラムの変更を余儀なくされ、メンバーは本当に緊張の連続だったといいます。
しかし、大会を終えたメンバーには、結果への悔しさはあっても、それをはるかに上回る感動が得られました。


次世代へ受け継がれるもの

今回のメンバーが、同じ想いで期待しているのが「後輩たちのロボコン出場」。
自分たちが経験したからこそわかる難しさや、手に入れた多くの経験を、次の世代へ受け継ぐための準備もはじめています。
ロボット製作の知識、技術はもちろんのこと、チームのまとめ方や続けるための組織づくり、後輩たちへのアドバイス、コミュニケーション。
そして、情熱。
自分たちが残せるものの全てを。
みんなで捧げた「情熱」のDNAは、次の世代へ受け継がれていくのです。


ロボットへのこだわりと想い

今回のロボコン出場は、我々顧問にとっても感慨深いものでした。
特に、メンバーのモチベーションは、私達を圧倒するような勢いでした。そして、「心を磨き、技を極め、夢に挑む」という大学の教育指針を体現するようなメンバーでもありました。
辛い時も、技術や知識を磨いて夢につなげていくことができるということを他の学生たちにも見せてあげれたのではないかと思います。
我々教員は、そんな学生達が迷わないように、しっかり見守り、サポートできるような体制を整えています。
今後も、夢にまっすぐに向かう学生たちが増えることを期待しています。


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