愛知工科大学 工学部

YO!おまえらレゲエ好き? フレッシュエアー2012 in名古屋 体験記

自動車工業学科 准教授 掛布知仁/KAKENO Tomohito

掛布研究室サイト

「中年男性のひそかな楽しみ」

・・・というと、なにか危険なニオイや危ないニオイを連想してしまうが、私のひそかな楽しみを、あえてここで公表してしまおうと思う。私の「ヒソカナ」はReggae、そうレゲエを聞くことである。ことの始めは学生との世間話。車の話、バイクの話、アルバイトの話など一通り終わった頃、学生が「先生はどんな音楽を聴くの」と聞いてきた。学生の頃は見よう見まねでギターなんかをかき鳴らしていたが、今ではもう昔。「あんまり聞かないな。子供と一緒にj-popを聞くぐらいかなあ。」
「何か、おすすめはあるの?」 「じゃあこれ聞いてみてよ。かなりハマるよ」 と彼から手渡されたのは、1枚のCDだった。ジャケットには“湘南乃風”の文字がある。名前だけは知っていたが、実際にちゃんと聞くのは初めてだった。


レゲエ

すべてのレゲエ道はこの国に通じる。レゲエの聖地ジャマイカの国旗がこれ。赤黄緑のラスタカラーではないので注意!


帰宅途中の車の中でCDを入れる。ジャパンのレゲエ、通称ジャパレゲのなじみやすいビートが流れ出した。よく、体に電撃がはしる、という表現をすることがあるが、レゲエのサウンドはそれとは逆に、じわじわと、ゆっくりと、しかし絶対逃れられないような強力な拘束力で心を包囲していった。


「ジャパレゲの扉」

・・・を「湘南乃風」で叩いた後は、レンタルCDショップで国内・国外を問わず、一気にレパートリーを増やしていった。音楽というものは、歌手がいて演奏者がいて完成するものだと思っていたが、レゲエのジャンルはなかなか難解であった。詳細な分類は初心者の私には今でも正しくは分かっていないが、大別すると、音楽を鳴らすシステムを作る人「サウンド」、鳴らすレコード(プレートとも言いう)を選曲する「セレクター」と、その音に歌詞を乗せていく人「Dee-Jay」(ディー・ジェイと呼ぶ。)に分かれるらしい。


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Chehonです。一見、普通の兄ちゃんらしいけど実力は1級品。今回、会場で会ってきた。感動!

普通のj-popなら歌手がその人気のほとんどを独占し、演奏側の人々に注目が集まることはあまりないが、レゲエの世界では「セレクター」を含む「サウンド」と「Dee-Jay」は同格か、それ以上の扱いになる。ちなみに、日本発の「サウンド」で代表的なものは(私の個人的な趣味では)、Mighty Crown 、Red-spider、Infinity16、Burn-down、Mighty Jam Rock(Dee-Jayも含んでいます)、「Dee-Jay」では、HAN-KUN、Chehon、NG head、MUNEHIRO、AKANE、笑連隊、PETER MAN、BIGBEARなどなど、まだまだ聴いていて乗りのいい(この業界ではヤバい)のはいっぱいある。自分の周波数に最も合うものを探していくような楽しさがそこにはある。


「レゲエは現場が一番!」


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これが「フライヤー」。昔、チラシは飛行機からばらまいていたのでその名がついたらしい

・・・とよく言われる。ここでの「現場」とはライブ会場のことで、アーティストと観衆の一体感、または観衆同士の一体感などが極めて高いのが特徴である。特に、アーティストからの「~~が~~の人はどれだけいる?」といった問いかけが多く投げかけられ、それに対して手を挙げて返すのだが、この手の様子も、指を全部折るファイティング(ジャンケンでいうところのグー)一本指での天指し、2本指でのピース(ジャンケンではチョキ)やTマーク、ピストルをまねした手(ガンフィンガー、発音は「ゴンフィンガー」)、全部指を広げたファイヤーボールなど実に様々である。さらに曲に合わせ、「Dee-Jay」に合わせながらフィンガーサインをだし、一緒に歌うことで会場一丸となりノッテいくことになる。



やはり現場を一度は見ておくべきだろう、とは思っていた。実は、昨年の夏、名古屋港にて行われる「フレッシュエアー」というレゲエイベントに行ってみようかと考え、あまりにも年齢的に場違いである恥ずかしさから、諦めた過去がある。しかし、今年、コンビニでフライヤー(チラシのこと)を見てからは、どうしても! の思いが昨年以上に強く、ついには好奇心が羞恥心を追い越してしまい、オヤジ・ラガマフィン、レゲエイベントに参加してしまうのであった。


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奥に見える大きなテントがステージ。ちょっと雨が止んだひと時。会場中央から撮影。


「大雨の中に7時間」


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これが「ゴンフィンガー」。リディム(リズム)に合わせてPON-PON!!

・・・も立ったままになっているのは、魚釣りではごく稀にあることであるが、どう考えても常識から逸脱している。しかし、初めてのレゲエイベントで、大雨、多分よっぽど心がけが悪いに違いない。11:00開演の時には長蛇の列、傘はさせないのでカッパ着用。カリブ海の強い日差しをせめて想像しながら、滝のような雨に打たれ続けながら待ち続けた。やっと入った会場はDVDなどで見た通り。早速、タオルやグッズを買い求め、ステージに向かう。強烈な重低音に打たれ続け、リズムに乗りながら時間の感覚は消え去っていく。気が付けば早や18:00、もう後は1時間しかない! 最後の気力を振り絞ってのラストスパート。


終わった時にはまさしく「完全燃焼」真っ白に燃え尽きてしまったのであった。最後にReggae万歳、中年ラガマフィン万歳、これからも体力と相談しながらSEY-YO!


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7時間の激戦後の顔。1日で2kg痩せた。ダイエットしたい人はレゲエを聞くべし


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戦いすんで、日が暮れて・・・


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