ラグビー雑話

情報メディア学科 教授 杉浦伸明/SUGIURA Nobuaki

杉浦研究室サイト

ラグビー雑話

ラグビーとの出会い、それは就職した配属先の研究室(電信電話公社武蔵野電気通信研究所電子装置研究部実装研究室)の先輩からの「ラグビーやらないか」の誘いであった。楕円球とボールを前に投げてはいけないくらいしかルールは知らなかったが、面白いかも、という軽い気持ちで入部した。 研究所であるため、大学でのラグビー経験者は少なく(数名はいたが)、初めてボールを触るという人(小生もその一人)も多いチームであった。そのようなチームであったが、経験者のプレーは、見ているだけでも勉強になり、経験者はさすがだなと、素人ながらそのプレーに感心させられることが多かったことを記憶している。


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初めて出た試合は、NTT中央学園グランド(成城にあり、現在はNTT研修所となっている)で行われた試合(11月か12月で合ったように思う)で、ポジションはフランカー。わけもわからず、ボールを追いかけ、スクラムにもまれ、スパイクされ、すねは血だらけ。寮に帰って風呂に入るのが痛かったという思い出がある。

ポジションとしては、ロックとセンターをそれぞれ2年ほど経験した。ロックをしていたときは、スクラムでプロップを押す際に、押し方について注文を色々と受けたこと、プロップの股(パンツ)と耳が摩擦し、耳が痛かったことを記憶している。今思えば、ヘッドギアーをしておればよかったと思うが、後の祭りである。ラインアウトで敵ボールをマイボールとし、バックスへボール展開したときには、アシストとして気持ちよかったが、こんなことは少なく、とにかくスクラムで押されないように耐えていた。センターをしていたときは、バックスラインとして、ボールを回しながら、つないで走るということだけであった。自分がキャプテンをおおせつかった1年間は、モールから展開し走りまわるという練習を、昼休みにしていたことを思い出す。当時3つの地区の研究所(武蔵野、厚木、横須賀)で1つのチームを編成していたので、時折合同練習として、1つの地区に集まって練習していた。また、年2回、春と夏に開催していた合宿は厳しかった。疲れすぎて、痛くて眠れないということもあった。合宿よりも試合の方が楽だったと思ったこともしばしばであったことを覚えている。

初めてのトライは電電大会(年1回NTT全体のラグビーチームが集まって開催される大会で実績をもとに2ブロックに分かれて実施。千葉で開催された大会と記憶している)で対NTT四国との試合でゴール下に決めた。大会前に長男が生まれたが、試合に出て、閉会式をやめて千葉県から愛知県まで戻り、初トライと長男誕生の喜びを味わったことを覚えている。 それ以降、 約2年間の現役期間に2トライを関東社会人4部のリーグ戦や練習試合で決めた。ラグビーの現役生活は業務などとの関係で遠のき、現在はもっぱら、TV観戦である。大学ラグビーや社会人ラグビーの選手権をTVの前で熱くなって観戦している姿を、家内や息子たちは、そんなに熱くならないで、と白い目で見ている。

なんといわれようと、ラグビーはいい。熱いものを感じる。ラグビーをしていた際、顧問の部長から、「ラガーマンは紳士たれ。トライして粛々たれ。」とよく言われたものである。楕円球を見ると、その言葉が思い出される。

「One for all, all for one」ラグビーの精神である。チームつくりの基本は人である。強いチームのあり方など、ラグビーを通して色々と学んだと思っている。


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