愛知工科大学 工学部

電子制御・ロボット工学科 永野研究室

Lab. 電子制御・ロボット工学科 永野研究室

「経験」を自動化する技術を研究する 電子制御・ロボット工学科「永野研究室」

医療現場の技術を向上させ、より多くの人を助けるために。

永野先生

永野先生からの問題

お医者さんはどうやって難しい手術を成功させていると思いますか?
  • 長年の経験と技術

  • ロボットによる支援

どちらも正解ですが、難しい手術などは何回も経験することは難しく、練習することは困難なのが現状です。
私たちは、手術の手助けをしたり、実際の手術と同等の経験を積むことができる訓練用のロボットなどを研究しており、医療にロボットを活用するための研究の権威である日本コンピュータ外科学会から2012年度論文賞(医学賞)を受賞しました。

脳神経外科における、支援・練習用ロボットの研究

現在、行っている研究のひとつが、脳外科における脳血管カテーテル手術の支援機器の研究です。
脳血管カテーテル手術は、足のつけ根の大動脈からカテーテルを入れることで脳の奥にある血管を治療できるため、入院期間が短くて済むなどのメリットがあります。しかし、カテーテルによる遠隔治療のため、カテーテルを操作する医師に非常に繊細な作業が要求されています。
さらに、カテーテルによる脳動脈瘤の手術において使用する医療器具(ワイヤー)などは非常に高価で、簡単には練習に使えません。
そこで、作業の支援や修得時間の短縮にむけて、ロボット制御を応用した支援装置や訓練装置を開発しています。

ロボット制御を応用し、実際の手術環境に近い形で技術を習得出来るようなシステムを開発しています。

カメラやCG を利用して術野も再現しています。器具は再利用出来ますので、何回でも練習する事が可能です。

この研究の目指す所は?

私は、AUT に着任する前にも、医療とメカトロニクスをつなげる研究を行ってきました。
そこで感じてきたことは、高度な技術を必要とする現場において、その技術の修得の難しさや、非常に大きな修得コストです。医療は人の命に関わる重大な分野です。研究により、この分野で技術が向上し、より多くの人命が救われることは、非常に意義のあることだと思っています。
しかし、それだけではなく、高度な技術を必要とする分野は数多くあります。医療を含め、培ってきた経験と発想で、新たな分野でも技術とメカトロニクスを融合させることによって、さらに大きな結果を生むための技術の修得や作業の支援に役立つロボットの研究を行っていきたいと思います。

切開手術シミュレータ

触診トレーニングマシン

学生との新たな試みと今後について

技術が必要なシーンにおいて、ロボットが貢献できることは何か。例えば、食品分野。
パティシエなども、繊細な技術で、食べる人を魅了しますが、その技術も一朝一夕で身につくものではありません。
そこで、ロボットを利用して、何か試しにできることは無いかと学生とディスカッションしていた所、ソフトクリームをつくる時の巻き方などは、人によって誤差が生じてしまうことに着目し、自動的にソフトクリームを盛りつけるロボットを製作しました。
また、医学的治療で行われる針を挿す技術を応用してたこ焼きをつくれないかと、巨大なたこ焼き器も開発してみました。
これらの活動は、学生がつくりたいと思ったものを、実際に完成させる工程を味わってもらいたくて行っています。
ロボットに限らず、ものづくりに必要なのは、情熱と経験で学生自らが完成させたとき、大きな感動と自信を得ることができます。それを支えることが私の役目です。
私の研究室では、自分たちがつくりたいと思い描いたものをつくることを通して、ものづくりの楽しさや、大切な部分に気づいてほしいと思っています。

自動たこ焼き器

ソフトクリームロボット

積み木の遠隔操作

気になった方は、まず資料請求しよう!


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