愛知工科大学 工学部

情報メディア学科 宇野研究室

Lab. 情報メディア学科 宇野研究室

未来のクルマの安全と便利を生み出す研究 電子制御・ロボット工学科「宇野研究室」

従来とは異なる、自由な発想のもとに新たなフィールドに乗り込む

宇野先生

宇野先生からの問題

私たちが研究している出会いがしらの交通事故を防ぐ方法は次のどれでしょう?
  • 運転者が居眠りをしないシステム

  • ぶつかっても壊れないクルマの研究

  • 自動的にクルマ同士がぶつからないようにするための研究

正解は「3」です。
現在、自動車メーカー各社がさまざまな安全のためのシステムを開発し、競争しあっています。我々が研究してるのは、道路の交通状況を監視し、無線技術を用いてリアルタイムの情報を各車両に提供することによって、視界の悪い交差点など、事故が起こりそうな状況が発生した場合に警告を発信するシステムです。さらに研究が進めば、自動で接触を回避するシステムも実現できるかもしれません。

無線技術を用いた交通状況確認システムの研究について

現在、クルマで使われている無線技術は、GPSやETC などさまざまありますが、あくまで自分が運転するための補助的な技術です。
私たちが研究しているのは、自分が運転しているクルマの状況以外の情報、つまり他の人が運転しているクルマの運行状況を確認し、自分たちの運転の安全の確保や利便に利用する技術の研究です。例えば、交差点での交通事故の約7割が信号機の無い交差点で起きています。では、その交差点に侵入する前に、見えない場所での他のクルマが判れば気をつけることができますよね。
その情報を取得するために、右の写真のように道路側、車側に各種センサやWi-Fiなどの無線モジュールを取りつけ、情報をリアルタイムで取得、配信することで事故を減らすことも可能になります。
また、これらの交通情報を応用すれば、下の図のように、バスの交通情報とバス利用者の情報のマッチングを最適化することにより、デマンドバス(利用者の呼び出しに応じて運行するバス)を効率的に運行することが可能です。
このような私たちの研究は、今後のクルマ社会の安全と利便性を向上させる上でとてもやりがいのある研究となっています。

実際に道路側と車側にセンサーと受信機を取付け、通行状況や、クルマの動作を記録する実験を行っています。

バスの乗車を便利にするシステム

今後の研究と課題、そして、社会の展望

現在では、私たちの研究がメディアなどで話題になっていますし、近距離無線モジュールについては、NECエンジニアリング(株)との産学連携にて研究を進めています。しかし、この研究には大きな課題があるのです。
それは、この技術を導入していくためには、クルマや道路に互いに機器を設置しなければならず、各自動車メーカーや国との連携、協力が不可欠となります。
現在、自動車メーカー各社も、画像認識技術やセンサ技術を利用して、周囲の安全確保や自動で衝突しないようにする技術などが搭載されたクルマが販売されています。また、国も渋滞情報のVICSやDSRCと呼ばれる次世代ETCなどを用いて、安全や利便の担保を図っています。しかし、私たちが行っている研究のような技術を各メーカー、産官の枠を超えて導入し、各社の知識と技術をあわせれば、もっと安全で便利なクルマ社会の構築が可能となります。
私たちの研究が今以上に社会から注目されることで、各関係機関との連携を促し、この技術がカーナビなどに搭載されることで、交通事故が無くなり、今後のクルマ社会の安全や利便性を確保できるようになることが私の夢です。

研究のやりがいと学生へのメッセージ

私たちの研究は、まだはじまったばかりですし、これから超えなければならない壁も多く存在しています。しかし、実現すれば事故が無くなるなど、社会に大きな影響を与える非常に有意義な研究です。そして、応用すれば自転車にセンサを搭載させ事故を防いだり、可能性はまだまだ留まることを知りません。
そのためには、例えば自転車に乗る際にセンサとスマートフォンを連携させるなど、さまざまな発想・知識や技術を応用することも必要となってきます。
しかし、裏を返せば本研究に携わることで、ものづくりにおいてもさまざまな知識や技術を修得することも可能となってきます。さらに、AUTはITSという分野で、本研究以外にも未来のクルマ社会に影響を与えるさまざまな研究を行っており、それらも非常に新しい研究で各種メディアから注目を集めています。
他の大学ではなかなか味わえない、まったく新しい分野での研究。もし興味を持たれたら、ぜひオープンキャンパスなどでITS研究所や私たちの研究室に遊びにきてください。

気になった方は、まず資料請求しよう!

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