愛知工科大学 工学部

人間工学・ヒューマンインターフェース・統計科学

人間工学・ヒューマンインターフェース

自動車の利便性を追究するための基礎研究

これから高齢者社会を迎えるとともに、電子機器などの発達にともなって、自動車の内装は、だれにでも使いやすく、かつ、新しいデバイスのよさを引き出す設計にしなければなりません。しかし、ただ設計するだけではなく、本当に使いやすい設計になっているかを定量的に評価をし、その効果を実証する必要があります。本研究室では、人と機械の関わりを基軸にして、特に自動車の内装について、本当に使いやすいものはどのようなものか、どのように設計すべきであるかということを、理論と実験(実践)を融合させて研究しています。



  • ドライバーは運転するにつれて漫然状態になるというモデルを仮定して、アイマークレコーダを使って、ドライバーの視線挙動がどのようなときに漫然状態に推移するかを検証しています。ドライバー向きカメラのような視線検出デバイスを使ったドライバー状態検出システムの実用化につなげる研究です。


  • 警報の種類が多くなるとドライバーが混同する可能性があるため、音像定位を変化させて直感的に危険事象を把握できる立体音響警報を開発し、さまざまなシチュエーション(無音状態、騒音下など)を模擬して認知反応にどのような影響があるかを検証しています。次世代のモビリティにおける、最適な情報呈示方法につなげる研究です。

統計科学


統計科学によるマウス行動の自動判定、表現型の定量化と遺伝情報との比較

マウスの遺伝的背景と社会的行動の関係を解明するために、統計科学の知見を用いて、マウスの行動状態の自動判定を行っています。また、自動判定された結果に基づいて、マウス系統の特徴付けおよび遺伝情報との比較に関する研究を行っています。



  • マウスの行動を時系列毎に示しています。離れたりくっついたり、追従したりと、色々な行動形態を表しています。従来は専門家が目視で観察し、マウスの行動を判定していましたが、マウスの数が多くなると、目視判定では対応できなくなります。


  • 隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model)を用いて、マウスが「無関心行動」と「社会的行動」を取る場合を自動判定させた結果です(実線上部)。専門家が目視で判定した結果(実線下部)と殆ど差がなく、逆に、専門家が見落とした判定を正しく検出できています。


  • マルコフ遷移確率の観点から、マウスの雄と雌の行動形態に差異が見られること、また、ある種類のマウス(Chr 6C)について特異性を見出しました。このことは、Kullback-Leiblerダイバージェンスの観点からも示されています。

荒川 俊也准教授


専門分野

人間工学・ヒューマンインターフェース/感性工学/統計科学/制御理論

経歴

富士重工業株式会社 スバル技術研究所/情報・システム研究機構 統計数理研究所/政策研究大学院大学

メッセージ

若いからこそ鋭い視点や感性を持っているものです。大学での学問、研究は皆さんが考えている以上に大変ですが、その鋭い視点や感性こそが、次世代の科学を切り拓くことができるということを信じて、一緒に頑張りましょう。


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