12月5日、愛知工科大学 工学部 機械システム工学科 1級自動車整備士養成課程では、八光自動車工業株式会社(本社:大阪市)のご協力を得て、イギリスのスーパーカー「マクラーレン720S」を教材に、輸入車の技術講習会を実施しました。八光自動車工業株式会社はイギリス・イタリアの輸入車、マクラーレン、アストンマーティン、ジャガー、ランドローバー、マセラティ、アルファロメオ、フィアット、アバルトを取り扱う正規ディーラーです。はじめに、総務部の久留様より会社概要、入社後のキャリア形成、年齢別モデル賃金などを紹介、その後、サービスエンジニアの三井田様より実車で実習をおこないました。新型の「マクラーレン720S」のミッドシップに搭載されるエンジンは、V型8気筒ツインターボ4.0リッターで、その車名が表すとおり、最高出力は720ps/7,500rpm、最大トルクは770Nm/5,500rpmを誇ります。0-100km/hまでの加速は2.9秒、最高速度は341km/hに達し、軽量化された車体は、カーボンファイバー製でピラーやルーフまで統合され、乾燥重量は1,283kgで、跳ね上げ式のドアが特徴です。ドアロックを解除すると、リアエンジンが赤いイルミネーションで照らされ、その姿をもっと見たくても、エンジン・フードは開閉せず、主なメンテナンスは全て車両のアンダーパネルをはずしておこないます。アンダーパネルは空気を整流してクルマを安定させる役割があります。実習では実際にタイヤの脱着やリフトアップをして、エンジンやサスペンションなどの機構について学びました。先輩エンジニアからは「学生時代の勉強は大切です。会社に入っても研修はありますが、今のうちにしっかり勉強をしておいてください。」と、就職活動を控えた学生に励ましのメッセージをいただきました。