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IoT機能付きゴミ箱を提案「みるみるペットボトルが集まる」

工学部3年生後期の共通科目「プロダクトデザイン」では、月曜日と木曜日の履修クラスでチームを組み、講義の最終課題として「みるみるペットボトルが集まるIoTゴミ箱」の企画、製作、プロモーションを行いました。

写真 左:月曜チーム「ecomi(エコミ)」、右:木曜チーム「COLaR(コーラル)」
1月26日(火)~29日(金)に学生ホール内にプロトタイプモデルが展示され、本学の学生に使ってもらいました。

今回の製作における条件は3つ

1.  ターゲットは本学の学生
2. IoTの要素を入れる
3. SDGs12.14 ※の要素を取り入れる

各チームでアイデアを纏め、ユーザー像の分析、企画、デザイン、製作、プロモーションを分担し、課題に取り組みました。

月曜チーム「ecomi(エコミ)」(製品名)のコンセプト

センサによるゴミの量の把握、声を発する(「ゴミを捨ててね」「ありがとう」など)、ペットボトルとキャップを仕分けること。デザイン部分は形にできませんでしたが、ペットボトルとキャップを自動分別する機構は、工学部の学生らしいアイデアで解決しました。

木曜チーム「COLaR(コーラル)」(製品名)のコンセプト

分別意識を高めるゴミ箱。このためペットボトルとキャップの投入口は別々にデザインして、キャップを捨てるとおみくじが引ける仕組みにしました。ラズベリーパイ(コンピュータ)とセンサを使い、画面に占い結果を表示させる工夫をしました。

課題報告書には「実際に製作することで、工程の大変さを体感した」、「チーム内でのコミュニケーションが重要」、「データを整理しての統計や相関は、主張の説得力が増す」といった記述がありました。
今後もこのような講義を通して、モノをデザインして、実現できる事の楽しさを学んでほしいと思います。

※SDGs​
Sustainable Development Goals の略称(持続可能な開発目標)
今回の課題では、17の目標の内、12.と14.の要素を取り入れることを条件としました。

SDGs 12. つくる責任、つかう責任
持続可能な消費と生産のパターンを確保する

SDGs 14. 海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する