7月27日(火)、県立岡崎北高等学校2年コスモサイエンスコース(理系)の女子生徒7名が、「第5期Girl‘s Rocketry Challenge」のロケット開発・製作に向け、超小型衛星の開発を進める西尾研究室の見学に訪れました。
岡崎北高等学校は、特定非営利活動法人日本モデルロケット協会(JAR)が主催する「第5期Girl‘s Rocketry Challenge」において全国3校のうちの1校に採択されています。見学に訪れた生徒は、西尾教授からロケットについての講義を受けた後、研究室を見学しました。
講義では、ロケット推進の原理やツオルコフスキー方程式(微分方程式)を用いた速度増加量の計算方法(静止状態から発射後の最終的に得る速さ)、地球に落下しない速度(秒速7.9km)に達するために2段ロケット方式(ロケットを切り離してロケットの重さを変える)が必要であることを学びました。さらに、ロケットエンジンの種類や構造、世界の主要ロケット、未来のロケットについても説明を受けました。
生徒からは「ロケットの長さがロケットに与える影響」や「推進力の大きさとバランス」、「フィンの必要性」、「未来のロケット推進原理」など、持参したロケットを西尾教授に見せながら質問する一幕もありました。
その後の研究室見学では、西尾研究室で製作して実際に打ち上げた超小型衛星の紹介や、人工衛星との交信・制御する設備を見ました。
ロケット開発を進めるうえでの必要な知識、技術の習得の一環として有意義な時間を過ごせたようです。