本学は蒲郡市の委託を受け、地域活動の担い手不足、地域コミュニティの衰退、まちの活力低下などの課題解決に向けた地域活性化プロジェクトに取り組んでいます。その一環で情報メディア学科では、3年生の映像制作プロジェクト(授業)において、飲食店や食品製造、住宅、デイサービスなど7社をグループに分かれて取材し、各3~5分のPR動画を制作しました。
9月9日(木)、本学AUTホールにおいて、映像制作プロジェクト成果発表会を開催しました。コロナ禍であることから、対面とオンラインでのハイブリッド開催とし、鈴木寿明蒲郡市長をはじめ、プロジェクトに協力いただいた企業の皆様などに完成動画を披露して意見をいただきました。
学生たちは、「動画は見る人の視点で解釈が変わることを理解したうえで万人に伝わること」「文化差やジェンダー、SDGsを理解したうえで動画の趣旨などを多言語化すること」などの授業目標に取り組みながら、取材企業の要望も取り入れました。
発表した動画は、「蒲郡うどんの特徴をわかりやすくユニークに紹介する動画」「新聞販売店の1日をまとめ、地域を見守っていることを伝える動画」「廃棄プラスチックを再生する企業の知られざる技術を紹介する動画」「織布工場のサンシェードの良さを伝える動画」「日帰り介護サービスの1日を取材し、親しみやすい雰囲気を伝える動画」など、学生目線で新たな蒲郡の魅力を紹介する内容でした。
動画を見た蒲郡市長は、「企業とコミュニケーションがとれており、特色やPRしたいところが映像に表現されている。人が見てどう感じるかも理解しており、コミュニケーション、技術ともすばらしい」と評価。また、制作に協力した企業担当者からは、「風がシェードをゆらす表現は、商品のしなやかさや通気性が伝わってくる」「介護サービスの中身を見てもらいたいという思いが動画に盛り込まれてよかった」「販売のPRに使いたい」などの感想をいただきました。
映像制作プロジェクトでは、今後もさらに学生たちの技術を高め、動画制作で地域社会に貢献します。