新型コロナウイルス感染症が一昨年来から全世界的規模で拡大し、現時点でもまだ終息 には至っておりません。愛知県においては、まん延防止等重点措置が今月 21 日まで延長さ れ継続されておりますが、そのため、今年度の卒業証書・学位記授与式は、2月21日に皆 さんに申し上げましたように各学科代表者と各賞受賞者のみの出席の下で執り行うことに 致しました。短大生ならびに大学院生においては、修学の2年間がコロナ禍との闘いであっ たかもしれませんし、大学生においても半分の期間が同様であったと言えましょう。
こうした状況の中、愛知工科大学並びに愛知工科大学自動車短期大学、そして愛知工科 大学大学院の卒業証書・学位記授与式を挙行できますことを大変嬉しく思っています。
この度本学をめでたく卒業され,学士(工学)の学位を受けられた機械システム工学科70名、電子ロボット工学科44名、情報メディア学科63名、併せて177名の工学部卒 業生諸君、並びに短期大学士(自動車工学)の学位を受けられた短期大学自動車工業学科104名の卒業生諸君、そして修士(工学)の学位を受けられた大学院博士前期課程3名の修了生諸君に心よりお祝いを申し上げます。
また、本日の式典へのご参列はご遠慮頂きましたが、保護者の皆様方にも、心よりお祝 いを申し上げます。大学卒業までの間、何かとご苦労もあったこととお察しし、さらに本学に対して賜りましたご支援に対し、改めて敬意と謝意を表したいと存じます。 ありがとうございました。
さて、本日卒業される多くの諸君が社会人として進む中、工学部に編入学される学生や 大学院に進学する学生もおるわけですが、来月 4 月からは、改めて自立の意識を強く持つことが、皆さんには今まで以上に求められます。それは、自立した人は責任と自信を持って行動でき、人から信頼され、仕事面でも上司から高く評価されることでしょう。
これからの新たな環境においても、自立する要としては、本学の教育理念でもある社会 から必要とされ、それに応えて責任を果たす人材になるべく行動することであり、それはま さに本学建学の精神の体現者として社会から喜ばれ歓迎される姿でもあります。皆さんが 自立できるようになることは、皆さん自身やご家族のためだけでなく、社会においても大きく期待され重要なことです。自立した個人から成る社会こそが健全な社会につながると言えますので、皆さんによって、社会を良くする第一歩は、皆さん自身の自立に始まると言えます。
ここで、私の人生観から、自立に必要であった6点を述べたいと思いますので参考にしてください。