富士川滑空場 試験飛行 2009
航空研究会による人力飛行機2号機の完成と試験飛行挙行
試験飛行レポート
「航空研究会」(人力飛行機同好会、蒲郡人力飛行部隊と名称変更を経て)は、平成12年4月に愛知技術短期大学から改組転換して設立された愛知工科大学の 2期生有志からその歴史をスタートさせた。
本年、機械システム工学科4年生部員を中心とする部員諸君の4年間にわたる努力によって、念願の人力飛行機2号機が完成し、日本晴れの11月9日(月)静岡県富士川飛行場において試験飛行を実施することができた。
富士山を背景にして、850メートルの滑走路を複葉(主翼が上下に2枚あること)の人力飛行機が滑走する姿は一幅の絵であった。微風の中、数度にわたるチャレンジで、主翼が揚力を発生し、機体を持ち上げようとしている姿、わずかに地上を離れた(?)かの微妙な状況など、収穫の多い試験飛行の1日であった。
2号機は、入学年度から今年度までじっくりと航空工学を勉強し、設計と製作に努力した諸君の力作で、頭の下がる思いである。これまでの成果は卒業論文などにまとめられるはずである。また、人力飛行機の設計、製作を卒業研究のテーマに採りあげて、終始懇切な指導をされた井上久弘教授の努力の賜物でもある。
表に、試験飛行の参加者の名を記す。また、多忙の中、録画・撮影に出向いて頂いた情報メディア学科 野村良雄講師、入試広報課および飛行場に駆けつけて応援して頂いた学生諸君の保護者と友人の方々に深謝する次第である。
(文:航空研究会顧問 橋本孝明)
試験飛行参加者メンバー
氏名 | 所属 |
---|---|
大村直己(主将) | 機械システム工学科 4年 |
片岡拓矢(副主将) | 機械システム工学科 4年 |
小尾恭平(主務) | 機械システム工学科 4年 |
立松宏一郎(会計) | 機械システム工学科 4年 |
岩品大介 | 機械システム工学科 4年 |
木庭壯惇 | 機械システム工学科 4年 |
武内和也 | 機械システム工学科 4年 |
中澤宏次朗 | 機械システム工学科 4年 |
氏名 | 所属 |
---|---|
花岡亮祐 | 機械システム工学科 4年 |
浜田有基 | 機械システム工学科 4年 |
松井弘毅 | 機械システム工学科 4年 |
渡辺賢 | 機械システム工学科 4年 |
井出健之 | 機械システム工学科 4年 |
中村優介 | 機械システム工学科 4年 |
畑田晃秀 | 機械システム工学科 4年 |