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2023年度 卒業証書・学位記授与式を行いました

2023年度卒業証書・学位記授与式

3月14日(木)、愛知工科大学体育館にて第13回愛知工科大学大学院、第21回愛知工科大学、第36回愛知工科大学自動車短期大学の2023年度卒業証書・学位記授与式を挙行しました。

学長式辞

この度、本学をめでたく卒業され、学士(工学)の学位を受けられた機械システム工学科、電子ロボット工学科、情報メディア学科の工学部卒業生諸君、並びに短期大学士(自動車工学)の学位を受けられた短期大学自動車工業学科の卒業生諸君、そして修士(工学)の学位を受けられた大学院博士前期課程修了生諸君に心よりお祝いを申し上げます。

また、本日の式典へのご参列の保護者の皆様方にも、心よりお祝いを申し上げます。大学卒業までの間、何かとご苦労もあったこととお察しし、本日は感慨もひとしおの事と思います。本学に対して賜りましたご支援に対し、改めて敬意と謝意を表したいと存じます。ありがとうございました。

さて、現在、社会の変化に目を向けますと、近年の地球温暖化への環境問題や元日に起きた能登半島地震の自然災害に見舞われたこと、また世界では、2年前から続くウクライナとロシアとの戦争や中東のイスラエルとイスラム組織との戦闘も起こり、今も収束の兆しが見えません。さらに少子高齢化、ICT技術や人工知能による生成AIの進歩・発展など、私たちを取り巻く社会は、予想のつかぬほど急激に変化し、多様な価値観の中、国内外における解決しなければならない課題が多くあります。このように厳しい状況の世の中に打ち勝っていくために、皆さんに心がけて頂きたいことを少しお話したいと思います。

皆さんは文部科学省が唱えた知識基盤社会と言う言葉を聞いたことがありますか。新しい知識や技術をもって、社会を構成するすべての領域における活動の基盤社会を目指すという意味です。
卒業される皆さんには、知識基盤社会の中で、私は社会的スキルが極めて大切であると感じています。この社会的スキルとは、人間的なやさしさ、思いやりをはじめ他者を励ましたり、共感したりする能力、組織にあっては、協調性や対話力が最も重要であるということであります。このようなことからも、本学で学んだ様々なことや経験を大いに活かしてほしいと思います。

皆さんも良く知っているiPhoneを作り上げたスティーブ・ジョブズは、Connecting the dotsという名言を残しています。直訳は「点と点をつなげる」でありますが、過去の様々な経験が、その当時は思いもよらなかったことに結び付き、価値の高いものを生み出すという意味です。そして、そのためには責任と自信を持った自立した行動が必要となります。実社会においては、その責任ある行動により、人から信頼され、仕事面でも上司や社会から高く評価されることでしょう。そして、経験を重ねるにつれ、改めて自立と責任の意識を強く持つことが求められます。
これからの新たな環境においても、自立する要としては、本学の教育理念でもある社会から必要とされ、それに応えて責任を果たす人材になるべく行動することであり、それはまさに本学建学の精神の体現者として、社会から喜ばれ歓迎される姿でもあります。皆さんが自立できるようになることは、皆さん自身やご家族のためだけでなく、社会においても大きく期待される重要なことです。
自立した個人から成る社会こそが健全な社会につながると言えます。
ここで、私の人生観から、自立に必要であった6点を述べたいと思いますので参考にしてください。

一.自信を持てる自分になること
二.小さくてもたえず目標を持つこと
三.自分の言動には実行と責任を持つこと
四.思いやりと意識を持って一人で行動すること
五.社会人としての謙虚さを身に付けること
六.物事の広い視野と価値観を持つこと

です。

この六番目は、特に、現代のグローバル社会に向け、日本だけでなく世界感を持った視野と価値観が重要なことは言うまでもありません。
これらは、皆さんが自立し成長し続けられることを期待して示したものであります。もちろん、躍動する現代社会において自立して行くには、このことだけでなく多くの困難・苦労があるかと思いますが、今まで培った経験を活かしながら、目標に向かって絶えずチャレンジする気持ちを持ち続けて下さい。そうすれば、自らのチェンジ、変化を実感でき、自立しながら成長した自分を少なからず感じ取ることができるかと思います。

これからの人生において今までにない経験や困難に遭遇されると思いますが、先ほど申しましたように、自立に向けた努力を続けていけば、自らの目標や夢の実現にも近づいていくことでしょう。そして、何事にもチャレンジしてさらなる挑戦につなげて行って頂き、自立しながら自らを変えて成長して頂きたいと願っております。

本学の卒業証書や修了証書は、皆さんが建学の精神に則って周りから喜ばれ歓迎され、社会において立派に自立していく証でもあり、本学の教育指針である「心を磨き、技を極め、夢に挑む」を座右の銘として頂き、夢を持ち、夢に挑んで生涯にわたって技術専門家として、人間として仲間とともに成長し続けられることを期待したものであります。このことを忘れずに、それぞれの新しい環境で健康に留意され、明るく活躍されることを祈念して、私の式辞と致します。

本日は誠におめでとうございます。

 

2024年3月14日
愛知工科大学、愛知工科大学自動車短期大学
学長 大西 正敏