機械システム工学科

近藤研究室

ナノの世界は、別世界。新しい機能を持ったデバイスを、ここから。

近藤研究室近藤 敏彰 教授

キーワードプラズモニクス/微細加工/電気化学

金属や半導体は、ナノメートルスケール(髪の毛の太さの約1/1,000)まで小さくすると、小さくする前とは異なった性質を示すことが知られている。例えば、金や銀といった貴金属でできたナノ構造体に光をあてると、光がナノ構造体中の自由電子と共鳴し、ナノ構造体のまわりには高強度の光電場が形成される。この高強度の光電場をうまく利用すると、センシングデバイスや太陽電池といったさまざまなデバイスの高性能化が期待できる。これまでにナノ構造をつくる方法は数多く提案されているが、なかでも電気化学反応(電気の力を利用した化学反応)にもとづく手法は、ほかの手法ではつくることが難しいナノ構造を簡単に効率よくつくれる可能性を秘めている。この電気化学反応を利用したナノ構造の形成と光機能デバイスへの応用に関して研究を行っている。