情報メディア学科

尾関研究室

ともに生きるパートナー。そして、小さな親切を集めるエージェント。

尾関研究室尾関 智恵 教授

キーワードヒューマンエージェントインタラクション/感情/問題解決/学習科学/認知科学

ロボットと人間は信頼関係を築くことができるのであろうか。人間同士の共存に必要な「利他的行動」の性質を調査・分析し、ロボットに実装するための研究を行っている。本研究室では、服薬支援ロボットの開発を目指している。これは薬をきちんと飲むように励まし、患者に寄りそってくれるロボットであり、服薬のストレス緩和の役割を果たす。

また、ロボットには人間との協力だけでなく、善意をつなぐ役割も期待されている。人間の「寄付行動」を調査・分析してロボットに実装することで、人を親切な気持ちにする人工エージェントとなるのだ。憎めない表情やしぐさで、見ると親切にしたくなったり協力したくなったりするロボット。これを適切に使うことで人の善意をカタチにできる。例えば、災害時などに「助けたい」という気持ちをロボットが窓口となって届けてくれる。

人間がロボットとともに生きる新しい時代は、すぐそこまで来ている。