教育方針

入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)

愛知工科大学は、様々な人と向き合って議論・交流・相互理解を行い、お互いに教えあいながら学ぶ協同学習を通して、教育目標「自立と夢の実現」の達成に必要な力(「意欲」「人間性」「能力」)を身に付け、自身を成長させたいという意欲と基礎学力(数学的探求力、読解力、科学的思考力)を有する人を幅広く受け入れます。

  • 数学的探求力
    問題の特徴を見つけ出し、関連する数学的な知識と論理能力を使い、問題を解決できる力で、高校での数学科目群の履修・修得を求めます。
  • 読解力
    日本語あるいは英語のテキストを理解し、利用して、熟考できる力で、高校での国語及び英語の履修・修得を求めます。
  • 科学的思考力
    科学的知識を利用し、課題を明確にし、証拠に基づく結論を導き出せる力で、高校での化学あるいは物理の履修・修得を求めます。

機械システム工学科

  1. 自動車など便利な機械の設計開発や製造分野についての学習意欲と基礎学力のある人を求めます。
  2. 機械の仕組みやメカニズムを観察したり作動原理を考えたりすることに興味があり、機械技術者に成長したいという意欲のある人を求めます。
  3. 将来、モノづくり分野で協同して作業するために必要な能力をバランスよく向上させたいという意欲のある人を求めます。

機械システム工学科 一級自動車整備士養成課程

二級ガソリン自動車整備士、二級ジーゼル自動車整備士の両資格を取得している人で、下記要件を満たす人を求めます。

  1. 自動車など便利な機械の整備や開発分野についての学習意欲と基礎学力のある人。
  2. 自動車の仕組みやメカニズムを観察したり作動原理を考えたりすることに興味があり、高度な整備技術者や開発技術者に成長したいという意欲のある人。
  3. 将来、モノづくり分野で協同して作業するために必要な能力をバランスよく向上させたいという意欲のある人。

電子ロボット工学科

  1. 自立と夢の実現を目指す本学の教育方針に向けて、自らの得意とする専門分野での能力を伸ばしたいという意欲を持ち、そのための基礎学力のある人を求めます。
  2. 将来、広く国内外で活躍しようとする熱意と意欲を持ち、またそれを支える優れた人間性を兼ね備えた人を求めます。
  3. 電子制御分野やロボット工学分野について学び、モノづくりを通して社会に貢献したいと意欲をもっている人を求めます。

情報メディア学科

  1. プログラミング、ネットワーク、情報システム開発など情報通信工学の分野、あるいはコンピュータを用いたデジタルコンテンツ制作技術の分野について学び自分を成長させたいという夢を持つ人を求めます。
  2. 本学のAUT教育法に基づき自らを成長させたいという意欲を持つ人、そのための基礎学力のある人を幅広く求めます。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

「意欲」「人間性」「能力」をバランス良く向上させて「総合力」を培うとともに、この「総合力」を活かす「実践力」を身に付け、段階的に設定される実践的な課題・実習・実験を通してモノづくりに必須となる「設計力」と「製作力」を修得し、社会から喜ばれ歓迎される人材となるためのカリキュラムと授業内容・方法による学士課程教育を行います。

IoT・AI エンジニアリングコースでは、デジタル化技術、ネットワーク化技術及びデータ活用技術の修得に向け、各学科の教育に加え、学科横断のコースカリキュラムにより、IoT課題に対する実践的なプロジェクト推進と課題解決に向けた教育課程を編成し、行います。

機械システム工学科

  1. 意欲喚起型科目(AUT教育入門、修学・キャリア形成1等)に始まり、数理基礎、工学基礎、専門、応用各科目へと段階的・体系的に修得でき、現場対応型やプロジェクト実習型などの実験・実習を多く取り入れた実学実践教育によって「ものづくり技術の楽しさ」を体得できるようにしています。
  2. 機械技術者に必要な科目の学習を通して、機械システム設計の考え方や理論を学び、機械の実験や機械の実習を体得して理解を深め、主体的で積極的に行動でき成長を実感できるようにしています。
  3. お互いに教えあう協同学習やグループ学習を取り入れた授業によって、専門の学力を活かせる協調性や人間性を養い、「意欲」と「人間性」と「能力」の3 要件がバランスよく向上し、実践力・設計力および製作力を身に付けた機械技術者の養成を目指しています。
  4. 特別選抜コースの「IoT・AI エンジニアリングコース」では、上記1~3に加えて、IoTのコア技術であるデジタル化技術、ネットワーク化技術等を段階的・体系的に学習することで、IoT時代のモノづくりを担う機械設計技術者の養成を目指しています。

機械システム工学科 一級自動車整備士養成課程

  1. 問題解決型科目(総合整備実習等)に始まり、エンジン工学、自動車システム工学、専門、応用各科目へと段階的・体系的に修得でき、現場対応型やプロジェクト実習型などの実験・実習を多く取り入れた実学実践教育によって「整備技術の楽しさ」を体得できるようにしています。
  2. 整備技術者に必要な科目の学習を通して、自動車整備の考え方や理論を学び、自動車性能実験や故障診断実習を体得して理解を深め、主体的で積極的に行動でき成長を実感できるようにしています。
  3. お互いに教えあう協同学習やグループ学習を取り入れた授業によって、専門の学力を活かせる協調性や人間性を養い、「意欲」と「人間性」と「能力」の3 要件がバランスよく向上し、実践力・整備技術を身に付けた自動車技術者の養成を目指しています。

電子ロボット工学科

高等学校段階までの基礎学力から段階的に専門分野への知識の修得ならびに実践的な教育を学べるように以下の教育を行います。

  1. 初年次及び共通教育では、協同学習を多く取り入れた科目を通して学びに対する意欲喚起を図るとともに、主体的な基礎素養の修得を通して自ら考える力の基盤を身につけます。
  2. 「共通教育科目」では、基礎学力に応じたクラス編成の基に基礎学力を強化し「専門基礎科目」との連携が図れる科目体系とし、無理なく共通教育から専門基礎への修得ができるようにします。
  3. 専門基礎科目群では、IT工学(Information Technology)や電気電子工学、機械工学の原理や技術に関する専門基礎知識を修得し、複合技術の意味を理解します。基礎科目と専門科目との関わりを持たせ、実践的な専門能力は、課題解決型学習を取り入れたロボット基礎・同演習、電気基礎・同実験とプロジェクト実習を通して、総合的に学習意欲の向上を図りながら習得します。
  4. 専門科目群では、電子制御やロボットに関する専門技術を修得し、設計力と応用技術力を身につけます。あわせて、座学と連携した実践的なプロジェクト実習によって、実践力を兼ね備えた創造力を養いながら、論理的に問題解決を図り、モノを具現化できる製作力を身につけていきます。IoT・AI エンジニアリングコースの科目群では、IoTに関連する実践的な専門内容を習得し、3学科共同型実習でIoT課題に取組み、課題解決に向けた総合力を身に付けます。

情報メディア学科

IoTをも視野に入れた実践力・設計力および製作力を身に付けた情報技術者の養成を目指し、以下の教育を行います。

  1. 共通教育科目、意欲喚起型科目を通して「意欲」「人間性」「能力」をバランスよく向上させ、専門科目の修得に必要な基礎を身につけます。
  2. 専門基礎科目群を通してコンピュータシステム、情報処理、プログラミング、メディアデザインなどの基礎を学ぶとともに、演習科目、実験科目、プロジェクト演習型科目を通して座学と連携させ、主体的学ぶ意欲を引き出し、仲間と協力して課題に取り組む協調性を身につけます。
  3. 専門科目群では、コンピュータの動作原理やプログラミング、ソフトウェア、ネットワークといった情報工学の分野について、応用まで深く学びます。さらに学生の志向に応じて、コンピュータを利用した各種デジタルコンテンツの制作手法についても学ぶことができるようにしています。
  4. IoT・AI エンジニアリングコースでは上記に加え学科横断のIoTコースカリキュラムおよび学科の指定した関連科目を学びます。
  5. インターンシップを通して社会・産業とのつながりを学び、自立に必要な意欲・人間性を養成します。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

本学の教育課程を修了し、教育目標「自立と夢の実現」達成の基本的要件である「意欲」と「人間性」と「能力」をバランスよく向上させ、総合力と実践力、あわせて設計力と製作力を身に付けた者に対して学位授与を行います。

機械システム工学科

機械システム工学科の教育課程を修了し、機械技術者として必要となる多くの人々と協力や協調して作業ができ、機械の企画・設計・開発・製造などの基礎技術や考え方を修得し、「意欲」と「人間性」と「能力」のバランスある向上を果たし、実践力・設計力および製作力を身につけた者に対して学位授与を行います。またIoT・AI エンジニアリングコースに特別選抜され指定された科目を修得した者に対してIoT・AIエンジニアリングコース修了証を授与します。

機械システム工学科 一級自動車整備士養成課程

機械システム工学科の一級整備士養成課程を修了し、自動車技術者として必要となる多くの人々と協力や協調して作業ができ、自動車の企画・設計・開発・製造などの基礎技術や考え方を修得し、「意欲」と「人間性」と「能力」のバランスある向上を果たし、実践力・整備技術力および環境保全、自動車法令を身につけた者に対して学位授与を行います。

電子ロボット工学科

学科の教育課程履修単位を修得し、共通教育科目による専門分野の基盤をなす基礎学力と専門教育科目による専門能力を身に付け、かつ「意欲」と「人間性]と「能力」の3要件をバランスよく向上し、電子自動制御分野やロボット工学分野で活躍ができる実践力・設計力および製作力を身に付けた者に対して学位授与を行います。またIoT・AIエンジニアリングコースに特別選抜され指定された科目を修得した者に対してIoT・AIエンジニアリングコース修了証を授与します。

情報メディア学科

共通教育科目、意欲喚起型科目、学科の教育課程を通して、「意欲」「人間性」「能力」をバランスよく向上させ、情報システム開発など情報工学の分野、あるいはコンピュータを用いたデジタルコンテンツ制作の分野で活躍できる実践力・設計力および製作力を身に付けた者に対して学位授与を行います。またIoT・AI エンジニアリングコースに特別選抜され指定された科目を修得した者に対してIoT・AI エンジニアリングコース修了証を授与します。

生成系AI(ChatGPT、Bing AI、Bard等)の利用に関する留意事項

2023年6月23日

学生、教職員の皆さんへ

愛知工科大学 学長 大西正敏

「ChatGPT」に代表される言語生成系AI(人工知能)は、データを基に文章や画像、音楽などのコンテンツを生成する技術であり、この自然言語処理分野における革新的な技術の急速な普及は、教育や研究面においても大きな影響をもたらすことが予想されます。

本学では、生成系AIの利用に関する留意点についてお知らせしますので、正しい理解のもと、倫理観を持って使用いただくようお願いします。

なお、今後も継続的に見直しや検討を行い、適宜お知らせします。

正確であるとは限らない

生成系AIは、既存の文章や画像などから学習していますが、学習の対象となる情報が正しいとは限りません。むしろ、大量のデータを学習することで、間違いを多く含む可能性もあります。したがって、その内容や品質には保証が全くありません。生成系AIが作り出した文章や画像は、正確であるとは限らないことを理解してください。

レポート、論文等の作成に際しての丸写し禁止

生成系AIを利用する際は、作り出した文章や画像は、あくまで参考程度に留めてください。生成系AIの解答の内容の真偽の精査もなく丸ごとあるいは軽微な変更を加えるなどして利用することは、自分自身にとって何の学習効果にもならないばかりか、厳に慎むべき「剽窃(ひょうせつ)行為」に該当します。自分自身で調べたり考えたりすることが、学びの本質です。

著作権侵害に注意した活用

現在、著作権は人間が作成したものに付加されますが、生成系AIを利用し作り出した文章や画像は、人間が作成したものではないため、それ自体は著作権法上の保護対象になりません。また、生成系AIがその出典を明示しないことから、出力結果を利用することで、気づかないうちに他人の著作物を侵害する可能性があります。

個人情報や機密情報の入力禁止

生成系AIは利用者の入力情報を学習する機能を備えています。これは、自分が入力した情報が他の人の出力に利用されることを意味します。したがって、情報漏洩防止の観点から、個人情報や機密情報などは絶対入力しないようにしてください。