情報メディア学科

吉岡研究室

パズルと空間認知の心理学研究:基礎から応用まで。

吉岡研究室吉岡 毅 助教

キーワード認知心理学/実験心理学/空間認知

本研究室では、パズルや空間認知に関する心理学研究を行っています。高齢者を対象としたジグソーパズルの研究では、短期間の介入による明確な認知的効果は確認されていない一方で、取り組む量や長期的な経験との関連が示唆されています[1]。しかし、そうした関連がどのような仕組みによって生じ得るのかは、まだ十分には明らかになっていません。また、Tetris®というブロックを操作するゲームについても研究が行われていますが、大学生を対象とした研究では、ゲームの上達以外の明確な効果は確認されていません[2]。

こうした応用研究の背景を理解するために、本研究室では、ブロックを回したり移動したりする際の心の働きを、基礎的な心理学実験を通して明らかにしようとしています。具体的には、アイトラッキング、ハンドトラッキング、複合現実などを活用し、人がどのように空間情報を処理しているのかを調べています。さらに、基礎研究で得られた知見をもとに、ゲームアプリケーションの開発を通じて、心理学の知見を実践に応用することを目指しています。

参考文献

[1] Fissler P, Küster OC, Laptinskaya D, Loy LS, Von Arnim CAF, Kolassa I-T. Jigsaw Puzzling Taps Multiple Cognitive Abilities and Is a Potential Protective Factor for Cognitive Aging. Front Aging Neurosci. 2018;10. doi:10.3389/fnagi.2018.00299
[2] Pilegard C, Mayer RE. Game over for Tetris as a platform for cognitive skill training. Contemporary Educational Psychology. 2018;54: 29–41. doi:10.1016/j.cedpsych.2018.04.003

絵画

The Blue Feather (1917), William J. Edmondson (American, 1868–1966), Cleveland Museum of Art (https://www.clevelandart.org/art/1917.400). CC0.

吉岡研究室