もともとは大学に興味はなかったんです。でも、両親も高校の先生も熱心に勧めてくれるので、とにかく進学だけはしました。
ところが、コロナです。1年次の6月くらいまでは通学もできずに、送られてきた課題をこなすだけ。通学できるようになると、月や惑星の探査を行う自律走行ロボットを製作するSTELAというサークルに入りました。
アニメ『宇宙兄弟』が大好きで、宇宙に興味があったからですが、まさか、あのアニメと同じことを大学でやれるとは。サークルで機体の設計を担当することもあって、2年次に履修した「CAD/CAM/CAE演習」には興味を持って取り組むことができました。リアルなモデリングとデザインスキルが向上し、これは将来、役に立つかも、と予感しました。
4年次には中谷教授の研究室に入って、超小型人工衛星「キューブサット」の設計に取り組みました。音速の5倍以上の速さで飛行する高揚抗比の形状を設計し、それを搭載できる3Uサイズの衛星フレームを設計し、評価しています。
サークルの活動では、全国大会「種子島ロケットコンテスト」と世界大会の「ARLISS」にも出場。就職も、航空宇宙分野の設計開発を行う会社に決まりました。入学当初は見つからなかった学ぶ目的も意欲も、将来の展望も、すべてこの手につかむことができました。