事務局 河合武明

ねんどで作っちゃおう

入試広報センター 主任 河合武明/KAWAI Takeaki

ねんどで作っちゃおう

「ものづくりに興味がある」
「何か趣味としてはじめたい」
「お金を掛けずに楽しみたい」
そんな人にオススメしたいのが“ねんど”

あなたも、子どもの頃に楽しんだ覚えがあるのでは?
子どもの頃を思い出して、
身近な風景や出来事、マンガの主人公など…
思い思いに作ってみませんか?

上の写真は、私が住む町に伝わる「手筒花火」を ねんど で表現してみました。

 実際の「遠州新居手筒花火」の映像はこちら

ねんど といっても 幼稚園や小学校で親しんだものとは ちょっと違います。

はじめから色がついていてオーブンで焼くと、固くなる(固いゴムのように)カラー樹脂ねんど でも、決して特殊な ねんど ではありません。
皆さんの身近なところにある 100円ショップで購入できます。
さあ、さっそく作ってみましょう。

人形づくりにチャレンジ

1. 肌色の ねんど をつくる

白色の ねんど に 茶色の ねんど を混ぜて、肌色の ねんど を作ります。
手でこねていると、だんだん手の温度が ねんど に伝わりねんど が柔らかくなります。

コツは、白色、茶色の ねんど それぞれをあらかじめ手でこねて、柔らかくしておくことです。

2. 顔をつくる

豆粒ぐらいに丸め

首をつまみ

あごを爪楊枝で整え

鼻をつけ

目と口をつけます

爪楊枝に刺すと作業しやすいです

鼻は、小さな ねんど辺を爪楊枝の先で押しながらつけます。爪楊枝をコロコロすると、表面がなめらかになります。

3. 手をつくる

ねんどを細長く

余分な部分はハサミでカット

指を整える

4. 足をつくる

足の形に伸ばし余分な部分はハサミでカット

木の箸でコロコロ

広い面をなめらかに仕上げるには、木の箸でコロコロ。爪楊枝よりも、さらになめらかに仕上がります。

5. 体のパーツを合体

胴に体を入れ、くぼみを作る

体をくぼみに入れ、爪楊枝の先で押さえる

胴にくぼみを作り、足を結合する

結合した足の周りを爪楊枝で押さえる

体に手を結合し爪楊枝の先で押さえる

木の箸でコロコロ、結合部分を見えなくする

6. 洋服を着せる

薄くねんどを伸ばし

細くカッターで切る

洋服の輪郭を付け

輪郭の中をねんどで埋めます

洋服だからといって着せる必要はありません。継ぎ目は爪楊枝でコロコロして整えます。
見た目が良ければOK。作業しやすいように工夫しましょう。

7. 頭をつけ、髪の毛をつける

黒いねんどを頭に載せ

爪楊枝で伸ばします

8. オーブンで ねんど を焼きます

焼くと、それまで柔らかかった ねんど が固いゴムのようになります。

9. 小道具を持たせ、リアルに仕上げ

あらかじめ作っておいた小道具(手筒花火)を瞬間接着剤で貼り付けます。
体と接するところは、瞬間接着剤を塗っておきます。

人形は、ゴムのような樹脂のため、手や足など、少しくらいなら曲げたりできます。

10. 土台に貼り付け、立たせる

人形の足に瞬間接着剤を塗り、土台となるタイルに貼りました。
土台は、少し重さがあるものがよいです。

完成!! (^。^)

作品

たくさん作って、お祭りの雰囲気を出してみました。

新居の手筒花火は、毎年7月下旬の金曜日、土曜日にあります。

大学のある蒲郡市でも、手筒花火が盛んです。
こちらは、蒲郡の手筒花火を表現しました。

100円で購入したアクリルのケースへ入れてみました。

まだまだ広がる ねんど の世界

私が ねんど を始めたのは最近のこと。
子どもと遊びながら作ったら、意外とリアルにできたのがきっかけ。
子どもよりもハマってしまいました。
制作を重ねるごとに、だんだんうまくなっている気がします。

私の大学の情報メディア学科では、ねんど などを使ってアニメーションを制作する実習があるそうです。
ねんど の人形などを、少し動かしては写真をパシャリ。
少し動かしては写真をパシャリ。

地道な作業ですが、写した写真をパラパラ漫画の原理で再生すると、おもしろい映像ができあがります。
ねんど を使ってフィギュア を作るもよし、ストラップを作るもよし、アニメーションを作るもよし、創造力が、楽しさを広げます。

さあ、今度は何をつくろう?