自動車工業学科 加藤寛

第43回東京モーターショー2013

自動車工業学科 助教 加藤 寛/KATO Hiroshi

2014年1月ぐらいにアップされていると思います。東日本大震災から1000日経ちますが、一日でも早く復旧・復興されることを願います。

2007年の第40回東京モーターショーの様子を以前の「AUT FUN」に掲載させていただきましたが、2009年の第41回、2011年の第42回、そして今回2013年の第43回も行ってきましたので、その様子を報告させて頂きます。

第43回東京モーターショーは11月22日(金)~12月1日(日)の10日間で、場所は前回に引き続き東京ビッグサイトでの開催でした。今回のテーマは「世界にまだない未来を競え。」で各メーカーが本気で競い合う姿を通して、国内外に元気と笑顔を発信していきたいといった思いが込められていました。

今回は前回に比べ、会場自体は変わりませんが多くの出展があり、世界12カ国から合計178社・181ブランド、車両部門全体でワールドプレミアム(世界初展示)76台、ジャパンプレミアム(日本初展示)81台が展示され、来場者も前回を上回る902,800人となりました。

そんな中、個人的に特に注目したい(自分がR52に乗っているので)のがBMW MINIの東京でのワールドプレミアムです。発表自体はオリジナル・クラシック・ミニの開発者、サー・アレック・イシゴニスの誕生日である11月18日にイギリスにおいて行われていましたが、実車での展示はこの東京モーターショーが世界初展示でした。BMW MINIは2001年にR50、2006年にR56、そして今回2013年にF56と、三代目になりました。

次に注目はTOYOTA FCV CONCEPTです。2015年市販化を公表している燃料電池車で、プリウスの再現とも言われている車です。

次はNSX CONCEPTとHONDA S660 CONCEPTです。どちらも来年度に市販化されるのではと言われています。

その他、三菱 Concept GC‐PHEV(次期パジェロ?)や日産 IDx FREEFLOW(510ブルーバードの再来?)なども展示されていました。

変わったところでは、あまり注目はされていませんが車体屋外展示場があり、超低床のキャリヤカーや全長21mのエアサス仕様のキャリヤカーなどの展示もありました。

また、車体の展示ばかりではなく、部品メーカーの出展も多くあり、特に今回は従来の自動車部品メーカー以外に電気機器メーカーの出展もあり、部品メーカーの開発の方にお話をお聞きしましたが、自動車自体の電子制御化が進み、異業種からの参入や海外部品メーカーの参入など競争が激しく、同じものを作り続けていては勝てない状態で日々開発を続けていると言った生の声を聞くことができました。

平日に一日4回あり、特に朝一番は一般の開場が10:00なのですが9:30から始まるツアーで、各メーカー来場準備中のガラガラの中を見て回れる、お得なツアーに参加してきました。ここには書けませんが業界の裏話など面白い話を聞いたり、普通では入れない展示スペース内に入ったりの二時間弱のツアーでした。(左:開場前、右:開場後)

その他、同じくAJAJの方との乗用車同乗体験試乗会や、二輪の展示もありました。

学生時代に初めて見た、晴海埠頭開催最後のモーターショーから約30年、千葉県・幕張メッセから有明・東京ビッグサイトへと場所は移動となりましたが、乗用車モーターショーは二年おきに欠かさず見に行き、時代の移り変わりを感じながら、今後も東京モーターショーが続く限り参加し、学生達に最新の技術などを伝えていきたいと思います。