自動車工業学科 加藤寛

富士登山 -御来光-

自動車工業学科 助教 加藤 寛/KATO Hiroshi

昨年の旅行記にも書きましたが、自動車短期大学では、同じ自動車整備士資格を目指す専門学校に比べ長い夏休みがあり、特に一年生は一ヶ月半ぐらいあります。

教員も学生が休みのこの時期に、有給休暇を使って長めの休みを頂くので、昨年は「五日間北海道往復の旅」をしてきましたが、今年は年甲斐もなく「富士登山」にチャレンジしてきましたので報告します。

富士登山

富士登山に関しては、20代のころに経験はあるのですが、アラフィフになっての富士登山には一抹の不安があり、専任ガイドさんとのツアーでチャレンジしてきました。

ツアーの集合はJR名古屋駅太閤口 ゆりの噴水前に07:20でした。
早朝の名古屋駅でしたが、富士登山以外のツアー参加者もいて、朝早いにもかかわらず大勢の人でした。

バスにて河口湖口富士山五合目まで移動となります。
車中では添乗員さんから登山時の注意事項や危険性などのレクチャーがあります。

途中休憩を入れながら、15:00ぐらいに富士スバルライン五合目に到着です。
今回は吉田ルートの登山です。
この時点で標高は2305メートルあります。

ここからは富士登山専任ガイドさんとともに登山を開始します。
到着してすぐ登山を開始すると高山病の危険があるので、30分以上高所順応をして体を慣らします。

15:45ぐらいからまずは六合目を目指して登山開始です。
六合目までは傾斜もキツくなく、途中下りもあり、ペースを上げてしまいそうですが、ガイドさんの指示でゆっくり歩くことで、体力を維持しながら進んでいきます。

写真では分かりにくいかもしれませんが、五合目の出発時に小雨が降っていましたが、途中雲が晴れて、河口湖を見ることができました。

16:30ぐらいに六合目の富士山安全指導センターに到着です。
この時点では、まだまだ余裕でした。
標高は2386メートルです。

七合目の手前あたりから岩場が始まります。
かなり険しいところもあり、段差も大きく、足を大きく上げなければいけませんが、あまり大きく上げると後半に響くので、歩幅をなるべく小さく取りながら登っていきます。

17:45ぐらいに七合目の日の出館に到着です。
あまり長く休憩を入れると動けなくなってしまうので、十分ぐらいの小休憩をしながら登って行きます。
標高は2710メートルで急激に登ってきました。

七合目を過ぎたあたりから雲の上となり、綺麗な雲海が見れました。
これを見るだけでも来てよかったと思います。
酸素が薄くなってきたので、高山病予防の携帯酸素を吸入しながら進んでいきます。

辺りはかなり暗くなり、ヘッドランプを装着しての登山となります。
標高は2900メートルになります。

20:20、辺りは真っ暗やみの中、本日の宿の八合目、白雲荘にようやく到着となりました。
最後の方では足が上がらなくなって、本当にキツかったです。
いつの間にか標高は3205メートルとなっていました。

白雲荘では山小屋の定番、カレーを頂きました。
疲れた時のカレーは本当に美味かったです。
しかし、疲れていて写真を撮るのを忘れてしまいました。

宿と言っても風呂はなく、寝るところも二畳に三人が寝る状態で、あくまでも仮眠するだけです。
しかし、ここで少しでも休んでおかないと頂上まで体力が持ちません。

御来光を拝むため、01:30に出発となります。
同じように御来光を目指す人で、宿の前は人だかりでした。
かなり気温も低く、防寒をしっかりして登山再開です。

03:00ぐらいに本八合目、トモエ館を通過です。
この辺りから渋滞が始まりました。
標高は3370メートルまで上がってきました。
呼吸が荒くなってきます。

4:50、ようやく山頂に到着しました。実質登り8時間ぐらいかかっての登頂でした。
まだ、御来光前で真っ暗の中、写真では分かりにくいかもしれませんが「富士山頂上浅間大社奥宮」の石碑です。
標高は3715メートルぐらいです。

富士山の本当の頂上は、剣が峰の3776メートルなので、お鉢めぐりをして目指したかったのですが、ツアーでもあり、今回は断念しました。
御来光まであと少し、徐々に明るくなってきました。

5:20、生憎の空模様でハッキリと見ることはできませんでしたが、雲の隙間からの御来光です。

富士山 御来光の動画

5:30、下山開始です。
途中、雲間から太陽がハッキリと顔をのぞかせたところを撮りました。
なかなか幻想的な景色でした。

下山を開始して間もなく、徐々にガスが頂上付近にかかってきました。
御来光をほんの少しでも頂上で見れたので、本当にラッキーでした。

標高が下がってくると呼吸も楽になり、少々あった頭痛もかなり良くなってきました。軽い高山病だったみたいです。
さらに明るくなる中、ひたすら砂礫の道を下っていきます。

登っているときは気づきませんでしたが、赤土だと言うことがハッキリと分かりました。
下りは岩場もなく、安定して下りていくことができました。

ようやく緑も見え始め、かなり下ってきたことを実感しましたが、このころには足の痛みが半端なく出てきて、かなりつらい状況での下山となってしまいました。

結局、五合目に到着したのが8:45ぐらいで三時間ちょっとかかり、足の痛みはありましたが、無事下山することができました。  富士登山の時期は七、八月の二ヶ月間(天候によっては九月の上旬も可能ですが、山小屋によっては閉まっています)ですが、皆さんもこれを参考に、特に一年生の学生たちには夏休みが一ヶ月半ぐらいあるので、長い休みを利用して、「自分で計画し自分で行動」して、アラフィフのおじさんでも出来たのだから、ぜひチャレンジしてほしいです。 注意 富士登山に関しては、年々パワースポットブームで登山者が増えていますが、十分な装備と体力を必要としますので、しっかり準備をして挑んでください。