自動車工業学科 加藤寛

東京オートサロン2011

自動車工業学科 助教 加藤 寛/KATO Hiroshi

2011年3月ぐらいにアップされていると思います。
過去のこちらの「AUT FUN」にて「東京モーターショー」の事を書きましたが、記入内容のように当然、「2009 第41回 東京モーターショー」には、個人的に1回、毎年恒例の自動車短期大学の学生と共に行く研修旅行で1回と、 計2回行ってきましたが、御承知の通り今回は海外メーカーの参加が3社のみなど、非常にさみしいものでした。

そこで、今回はモーターショーとは一味違った「東京オートサロン2011」にも行ってきました。

「東京オートサロン」とは、「東京モーターショー」のような、自動車メーカーがコンセプトカーや市販車等を出展する内容とは違い、「NAPAC:日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会」が協催となり、主に車のカスタマイズに関する内容です。 出展者は、「HKS」や「RE雨宮」等、有名なチューニング・メーカーも当然ですが、最近では「TOYOTA」、「本田技研工業株式会社」、「日産自動車」等、国内主要自動車メーカーの出展も多くなり、注目度も非常に高くなってきました。
それを証明するかのように、開催会場は同じ幕張メッセですが、「東京モーターショー」が出展車両台数261台に対し、「東京オートサロン」は640台。来場者数は、「東京モーターショー」が13日間の会期で614,400人と単純に1日当たり5万人弱に対し、「東京オートサロン」は3日間で243,077人と1日当たり8万人強で、金、土、日の集中開催でしたが、出展車両台数、来場者とも上回っており、実際会場内の移動も「東京モーターショー」以上に困難でした。

そんな中、色々と見たり、話を聞いたりして最近の動向を探ってまいりましたが、走りのチューニングとして、「日産GT-R」のカスタマイズが多く、一度にこれだけたくさんの「日産GT-R」を見る機会は初めてでした。

最近の傾向として「プリウス」や「CR-Z」等、ハイブリットカーをベースにしたカスタマイズが多く、出展者に話をお聞きすると実際にもエアロパーツ等、ハイブリットカーベースの販売も主流となってきているようです。わが自動車短期大学も本年度「CR-Z」を導入しましたので今後は、ハイブリットカーや次世代自動車の教育に力を入れていきます。
「痛車」や「D1グランプリ」の車両などの展示もありました。

屋外イベントとして、「2011 UP GARAGE presents D1GP KICK OFF DRIFT」が開催され、幕張メッセの駐車場を特設コースにし、間近でD1ドライバーの迫力ある走りを見ることができました。以下に「6台による集団ドリフト」の動画を載せました。

「東京モーターショー」とは違った魅力の「東京オートサロン」でしたが、わが自動車短期大学では自動車整備を主に色々な自動車関連の勉強をしていますが在校生の中で「ドリフト」に大変興味を持っている子も多くいます。
今回、来場者のなかで中学生や高校生とみられる若い人を多く見かけたので、もし将来自動車関連に進みたいのであれば、楽しく過ごせるのではないかと思います。  

注意:公道でのドリフト走行は大変危険であり、必ず走行会などサーキットでの走行を行いましょう。