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次世代太陽電池を体験的に学ぶ -グレッツェルセルの作製実習-

機械システム工学科の講義「新素材とエネルギー技術」において、学生たちはグループでグレッツェルセル(色素増感太陽電池)の作製に取り組み、実際に発電が可能であることを確認しました。グループワークを通じて、次世代の太陽電池に関する理解を深める貴重な学びの機会となりました。

本講義では、火力、水力、原子力といった従来の発電方式に加え、太陽光発電や地熱発電、潮汐発電、燃料電池、1次電池・2次電池などの化学電池についても幅広く学習します。さらに、これらの発電技術において新素材が果たす役割についても重点的に取り上げており、特に電池や太陽電池の分野では、新素材の開発が発電効率などに影響を与えることを意識しながら学べる構成となっています。

今回のグレッツェルセル作製実習では、学生たちは自らの手で組み立てを行い、発電の仕組みを理論だけでなく実体験として理解することができました。材料の取り扱いや構造の工夫を通じて、エネルギー変換技術への関心と理解を一層深める時間となりました。

本学では、エネルギー関連技術に関する幅広い知識と実践的な応用力を備えたエンジニアの育成に力を入れています。今後もこうした実習を通じて、持続可能な社会の実現に貢献できる人材の育成を目指してまいります。

グレッツェルセルの作製実習

図1 グレッツェルセルを協力して作製する学生たちの様子

グレッツェルセルの作製実習

図2 完成したセルを用いて発電を確認する実験の様子

SDGs 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに