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PBL(問題解決型学習)でSDGsに貢献 工学技術で地域の問題解決を目指す

愛知工科大学ではPBL(問題解決型学習)を様々な科目で実施し、講義で学んだ知識を実社会で活かす実践力を修得し、SDGsの達成に貢献するエンジニアを目指すAUT教育を行っています。

「地域振興プログラム」は、愛知工科大学が所在する蒲郡市と幸田町の企画政策課と連携し、行政で困っている課題への解決施策案を、IoTやAI、自動運転、VR、次世代ロボットなど未来の工学視点からグループで検討・発表・提案する講義です。受講生は9月30日と10月14日の2回の講義にわたって、蒲郡市と幸田町それぞれが抱える課題について、行政担当者のご講演を拝聴しました。

今年度のテーマはSDGs視点からの課題解決、ということで蒲郡市からはサーキュラーシティ(循環型都市)推進のために、SDGsの「目標12 つくる責任 使う責任」から持続可能な消費と生産のパターンを確保するために3つの課題が出されました。

蒲郡市の3つの課題

今年度のテーマはSDGs視点からの課題解決、ということで蒲郡市からはサーキュラーシティ(循環型都市)推進のために、SDGsの「目標12 つくる責任 使う責任」から持続可能な消費と生産のパターンを確保するために3つの課題が出されました。

  1. 蒲郡市の伝統産業である繊維関係の企業等から廃棄される端材、糸の再利用

  2. 宿泊施設や各家庭から発生する生ごみ(食品ロス)

  3. 県内有数の観光地であるため多くの客室数を保有する宿泊施設で発生するアメニティなどのプラスチックの大量廃棄

幸田町の3つの課題

幸田町からは2022年9月23日の台風15号の影響により大きな被害(河川の決壊や越水)が発生したことから、SDGsの「目標11 住み続けられるまちづくりを」が課題として提示されました。中でも「ターゲット11.5 貧しい人々や、特に弱い立場にある人々を守ることを考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす」に焦点をあて、以下3つの課題が出されました。

  1. 防災意識の向上

  2. 災害時における情報の集約について

  3. 災害時避難行動要支援者への対策

今後、受講生は各テーマに分かれグループ毎に解決策を検討し、モックアップ製作、発表に向けて準備をしていきます。